私の顔が見たくないのかな?③

相変わらず、父はあまり目を開けてくれません。まぶたを上げて、無理矢理目を開けさせても、すぐに閉じてしまいます。それでいて、鏡を見せたり、元気な頃の写真を見せたりすると、目を開けてくれます。
もしかして、私の顔が見たくないのではと思い、父に尋ねてみました。
「俺が来れなくなったらどうする?
昨日と一昨日来なかったけれど、
無理矢理目を開けられなくて、平和だったでしょう?」
と言ったところ、父は下唇をつき出して、明らかに不満そうな顔をしました。
さらに、私が同じ言葉を繰り返すと、どことなく涙ぐんでいるようにも見えます。やはり私が来なくなると寂しいようです。
それならば、病室の電気がついている間くらいは、目を開けていて下さいね!
過去の記事より
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