« これで一区切り | トップページ | 認知症と障害認定 »

2011年11月 5日 (土)

障害認定

脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患を患うと、高い確率で麻痺などの障害が残ります。今回の私の母の場合は、幸いなことに発症直後の対応が良かったおかげで、目立った麻痺も残らずに済みました。
(もっとも母の場合、もともとリウマチが原因の障害が有ったので、何らかの麻痺が出ていても目立たないだけなのかもしれませんが…)

不幸にして身体に何らかの障害が残ってしまった場合、受けておきたいものとして障害認定があります。障害認定を受けておくことにより、さまざまな優遇措置を受けられるケースが出てきます。

例えば
・所得税・住民税が軽減されます。
・障害の程度、年齢などの条件が合えば、障害年金を受けられます。
・その他、住んでいる地域により違いますが、医療費の助成等さまざまな優遇措置を受けられる場合があります。

ところで私の母は今年の9月で80歳になったのですが、こんな高齢者でも障害認定を受けることが出来るのでしょうか?

厚生労働省が各都道府県等にあてた通知文書に「身体障害者認定基準等の取扱に関する疑義について」というものがあります。この通知文書は身体障害者の認定を行うに当たって、都道府県等のよくある質問に対して厚生労働省が答える形式になっている文章です。

この中に次のようなものがあります。

[総括事項]
質疑

2.加齢現象に伴う身体障害及び意識障害を伴う身体障害にも 日常生活能力の可能性、程度に着目して認定することは可能と思われるが、以下の場合についてはどうか。
ア.老衰により歩行が不可能となった場合等でも、歩行障害で認定してよいか。
イ.脳出血等により入院加療中の者から、片麻痺あるいは四肢麻痺となり、体幹の痙性麻痺及び各関節の屈曲拘縮、著しい変形があり、寝たきりの状態である者から手帳の申請があった場合、入院加療中であることなどから非該当とするのか。
回答
ア.加齢のみを理由に身体障害者手帳を交付しないことは適当ではなく、身体障害者の自立と社会経済活動への参加の促進を謳った身体障害者福祉法の理念から、近い将来において生命の維持が困難となるような場合を除き、認定基準に合致する永続する機能障害がある場合は、認定できる可能性はある。
イ.入院中であるなしにかかわらず、原疾患についての治療が終了しているのであれば、当該機能の障害の程度や、永続性によって判定することが適当である。

要するに高齢者であっても『余命○日』とか『余命○ヶ月』などの宣言を受けていないのであれば、認定基準を満たす限り、障害認定できない訳ではないということです。
認定基準を満たしているのであれば、遠慮することなく、どんどん認定の申請をすべきでしょう。

私の個人的な考えですが、障害認定は高齢者医療・介護に関して、公的制度を最大限に活用するための第一歩だと思っています。


FP-Yoshikawaで検索してください

|

« これで一区切り | トップページ | 認知症と障害認定 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/131441/53170733

この記事へのトラックバック一覧です: 障害認定:

« これで一区切り | トップページ | 認知症と障害認定 »