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2011年11月 6日 (日)

認知症と障害認定

医療・介護などに設けられた公的な制度を最大限に活用するためには、障害認定を受けておくことで何かと有利になるわけですが、脳卒中などの後遺症で不幸にして身体に障害が残ってしまった場合でなく、同じように(場合によってはそれ以上に厳しい)介護を強いられる認知症の場合、障害認定を受けることが出来るのでしょうか?

結論から申し上げると、障害認定を受けることは可能です。ただし認知症で障害認定を受ける場合、脳卒中などの後遺症の際に受ける身体障害の認定ではなく、精神障害の認定を受けることになります。

となると、いささか問題が…

家族の中で精神障害に対して偏見をお持ちの方がいらっしゃると、障害認定を受けることに反対される可能性があります。また認知症になられた方に、普段あまり接していない家族の場合、その事実さえ受け入れられない可能性もあります。

このような状況で「なにがなんでも障害認定」という考え方は正しいとは思いません。関係する家族の間で、お互いに納得できるまで、十分な話し合いをすべきでしょう。この話し合いを怠ると、家族の間に修復し難い亀裂を作ってしまうことになります。その結果、主に介護に携わっている人が、孤立してしまうことになりかねません。

介護には、精神的な負担、肉体的な負担、経済的な負担など、様々な負担が強いられます。家族の反対を無視して障害認定を受けて、経済的な負担を軽くすることが出来たとしても、孤立して全てを一人で抱え込んでしまったとしたら意味がありません。介護の負担を家族で分散することが本来の姿ではないのでしょうか。

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