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2015年9月10日 (木)

介護保険のことば(20)小規模多機能型居宅介護

介護保険の用語などの簡単な説明、今日は「小規模多機能型居宅介護」についてです。

「小規模多機能型居宅介護」については、「介護保険法」第8条第18項で、次のように規定しています。

第8条

18 この法律において「小規模多機能型居宅介護」とは、居宅要介護者について、その者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて、その者の選択に基づき、その者の居宅において、又は厚生労働省令で定めるサービスの拠点に通わせ、若しくは短期間宿泊させ、当該拠点において、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの及び機能訓練を行うことをいう。

この条文を簡単にまとめてみると

「小規模多機能型居宅介護」とは

居宅要介護者が
本人の選択に基づき
自宅等か
所定のサービスの拠点に
通ったり
短期間宿泊したりして
日常生活上の世話を受けたり、機能訓練を行うこと

となります。

つまり「居宅要介護者」本人の選択で、「訪問介護」や「通所介護」や「短期入所生活介護」をすることになります。

もう少し細かく見ていきましょう。

まず「居宅要介護者」は、特に問題はないでしょう。

次の「その者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて、その者の選択に基づき」も、書かれている通り解釈して差し支えないと考えます。
「対象の居宅要介護者が、自分の置かれている色々な状況に応じて、本人の選択に基づき」という感じですかね…

「その者の居宅において」も、特に問題はないですね。

次に「厚生労働省令で定めるサービスの拠点」とありますので確認しましょう。

この厚生労働省令は、「介護保険法施行規則」第17条の4のことで、次のように規定しています。

(法第8条第18項の厚生労働省令で定めるサービスの拠点)
第17条の4 法第8条第18項の厚生労働省令で定めるサービスの拠点は、機能訓練及び次条に規定する日常生活上の世話を適切に行うことができるサービスの拠点とする。

何のことは ありません。
「必要なサービスを適切に提供できるところ」が、厚生労働省令で定めるサービスの拠点ということです。
規定の中ほどに「次条に規定する日常生活上の世話」とありますが、このあと出てきますのでしばしお待ちを…

次に行きましょう。
少しダブりますが、「サービスの拠点に通わせ、若しくは短期間宿泊させ」は、「サービスの拠点に通所介護、もしくは短期入所生活介護をさせ」となります。

最後に「介護」の内容に係わる部分、「入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの及び機能訓練を行うこと」です。

「その他の日常生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの」とありますので確認しましょう。

この厚生労働省令は、「介護保険法施行規則」第17条の5のことで、次のように規定しています。

(法第8条第18項の厚生労働省令で定める日常生活上の世話)
第17条の5 法第8条第18項の厚生労働省令で定める日常生活上の世話は、入浴、排せつ、食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、生活等に関する相談及び助言、健康状態の確認その他の居宅要介護者に必要な日常生活上の世話とする。

この規定ですが、「訪問介護」に出てきた「介護保険法施行規則」第5条と、「通所介護」に出てきた「介護保険法施行規則」第10条の内容を網羅するものとなっています。
「小規模多機能型居宅介護」が、「訪問介護」、「通所介護」、「短期入所生活介護」の機能を持つ以上、当然といえば当然の内容といえます。

過去の記事より

介護保険のことば(19)認知症対応型通所介護


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