介護職員の待遇に関する2つの記事
「医療介護CBnews」で介護職員の待遇に関する次の2つの記事が掲載されました。
上の記事は、フジテレビ制作のドラマに出てくる介護施設に勤める主人公の描き方に、ドラマを見られた方から、実際にあの様な扱いを受けているのか、という問い合わせが日本介護福祉士会にあり、これを受けて日本介護福祉士会がフジテレビに意見書を提出したことを伝えるもの…
この意見書は
介護職員の待遇は悪いといわれているが、全ての事業所の待遇が悪いわけではない。
介護職員の待遇の悪さを安易に強調されると、介護の人材不足がさらに深刻になる。
という趣旨の内容になっています。
日本介護福祉士会の意見書は、こちらのリンクからご覧ください。
なお、日本介護福祉士会は、昨年、「介護は低賃金重労働」という教科書の記述に対して、教科書の出版社に修正要望を出した関連団体の一つです。
そのことを伝える「CBnews」は、こちらのリンクからご覧ください。
下の記事は、病院・診療所、福祉施設などで働く人のための産業別労働組合、「日本医療労働組合連合会」が行った「2015年介護施設夜勤実態調査結果」の内容を伝えるもの…
この実態調査では、介護職員の「過酷な夜間労働の実態が明らかに」なっています。
「2015年介護施設夜勤実態調査結果」は、こちらのリンクからご覧ください。
ところで、世間では介護職員の待遇について、あまり良い話は出てこないような感じがしています。
今日、あえてこの2つの記事を紹介したのは、「実際はどうなんだろう?」という疑問を感じたからです。
介護職員の待遇全般と夜勤に関する待遇を 単純に比較することは適切ではありません。
しかし、全ての介護職員の待遇が悪い、という考え方も乱暴な気がしています。
どうも「部分」の議論を「全体」の議論にしている様な感じがしています。
そして、この議論を続けている限り、根本的な問題は解決せず、介護業界はもちろん、この国の将来に とって良い結果にならないような気がするのですが、いかがでしょうか?
過去の記事より
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