被保護者調査(平成28年2月分概数)
本日(5月11日)、厚生労働省より平成28年2月分の生活保護の被保護者調査(概数)が公表されました。
2月は、被保護実人員、被保護世帯ともに前月より減少しました。
しかし、保護を受けている高齢者世帯は、相変わらず増えています。
今年度に入ってからの保護を受けた世帯の推移は次の通りです。
(表をクリックすると拡大します。)
今月私が注目したのは、扶助の種類別扶助人員の表に出でいた、介護扶助を受ける人数が前月に比べて減っていることです。
今年度に入ってからの扶助の種類別扶助人員の推移は次の通り…
(表をクリックすると拡大します。)
たいした人数ではないのですが、私が知っている範囲では介護扶助を受ける人数が減ったのは初めてだと思います。
今後、継続的に介護扶助を受ける人が減る可能性は低いとは思いますが、今月なぜ減ったのかを分析することは有意義なことだと思います。
さて、65歳以上の人口の増加状況と高齢者被保護世帯の比較は次の通りです。
(表をクリックすると拡大します。)
平成27年2月から平成28年2月の65歳以上の人口の増加率は2.40%でした。
そして、この間の高齢者被保護世帯の増加率は5.49%です。
高齢者被保護世帯の増加率が、65歳以上の人口増加率の倍以上のペースで増えている状況は変わりません。
今後も この数値は注視していきたいと思います。
なお、厚生労働省の関連サイトにリンクを張っておきます。
ぜひ一度ご覧ください。
過去の記事より
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