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2016年5月10日 (火)

病院報告(平成28年1月分概数)

本日(5月10日)、厚生労働省より、「病院報告(平成28年1月分概数)」が公表されました。
これは、全国の病院・療養病床を有する診療所における患者の利用状況及び病院の従事者の状況を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的として毎月行われています。

平成28年1月分の「1日平均患者数」、「月末病床利用率」、「平均在院日数」は次の通りです。
(表をクリックすると拡大します。)
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厚生労働省:「病院報告(平成28年1月分概数」より)

さて、ご存知かもしれませんが、この中にある、「療養病床」、「介護療養病床」は、平成29年度末で制度が廃止され、現在ある、「療養病床」、「介護療養病床」は、他の形態の病院等に転換しなければいけません。

ところが、平成28年1月分の病院報告を ご覧いただければ分かると思いますが、「療養病床」、「介護療養病床」を利用されている方は、決して少なくありません。

「療養病床」の場合、1日平均患者数が 290,794人、病床利用率が 88.5%(「介護療養病床」に いたっては 91.0%)となっていますので、33万弱の病床があると思われます。

また、平均在院日数も一般病床よりも ずっと長いため、制度廃止後の転換の仕方次第では大混乱になることが予想されます。
そのような事態を回避すべく、今、厚生労働省をはじめ、様々なところで対策が検討されています。

私は、父が「療養病床」、「介護療養病床」どちらにも お世話になりましたので、この問題には とても興味があります。
そして、この問題が今後の日本の介護の行く末を考える上で、大変重要になると考えています。

ということで、今後、この問題に関する情報を得ることが出来ましたら、このブログからも情報発信していこうと思っています。

過去の記事より

できていない国を見習うのであれば…


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