高齢者の踏切での事故
列車による人身事故…
先日も愛知県内で、認知症を患っていたと思われる女性が列車にはねられて亡くなりました。
亡くなられた方の ご冥福を心よりお祈りいたします。
ところで、列車による人身事故といえば、踏切での事故があります。
年度ごとの踏切事故の推移は次の通りです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
年度ごとの踏切事故の推移は次の通りです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
(国土交通省:「高齢者等の踏切事故防止対策について」より) |
踏切事故は、踏切の整備が進んでいることや、踏切そのものが少なくなっていることもあり、昔に比べれば大幅に減っています。
しかし、ここ数年は踏切の数の1%前後で推移しており、ほぼ横這いの状態が続いています。
例えば平成25年度の場合、踏切事故は290件発生しているのですが、このうち亡くなった方は 93名 いらっしゃいました。
そして、93名のうち 73%にあたる 68名が歩行者で、そのうちの 40% が65歳以上の高齢者でした。
(下記グラフ参照:グラフをクリックすると拡大します。)
そして、93名のうち 73%にあたる 68名が歩行者で、そのうちの 40% が65歳以上の高齢者でした。
(下記グラフ参照:グラフをクリックすると拡大します。)
(国土交通省:「高齢者等の踏切事故防止対策について」より) |
国土交通省では、高齢者の踏切での事故の原因を次のように分析しています。
(表をクリックすると拡大します。)
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(国土交通省:「高齢者等の踏切事故防止対策について」より) |
今後、こうした分析をもとに、様々な事故防止対策が講じられるのでしょうが、踏切事故を事故防止対策のみで防ぐことは難しいと思います。
当事者である高齢者の側も、踏切の警報機が鳴ったら踏切内に立ち入らないようにしなければいけません。
また、自らの体力などを冷静に判断し、無理な行動をしないように心がけなければいけません。
くれぐれも お気をつけください。
過去の記事より
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