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2016年6月25日 (土)

将来の日常生活への不安

先日、麻生財務大臣がされた高齢者の方に対する発言…
私は、とんでもない発言だと思っています。
この発言に対して、私は次の2つのツイートをしました。

さて、2つ目のツイートの裏付けになるようなデータを見つけましたので紹介します。
平成26年に内閣府が行った、「高齢者の日常生活に関する意識調査」という調査なのですが、この中で将来の日常生活への不安を質問した項目があります。

その質問に対する答えは次の通りなのですが、高齢者の方が将来の日常生活への不安としている上位3つは、どれも社会保障に関連するものです。

Photo
内閣府:「平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査結果」より)

まず、最初の「自分や配偶者の健康や病気のこと」は医療に関連していますが、3分の2以上の方が不安だと思っています。

次の「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態になること」は、ズバリ介護のこと…
およそ6割の方が不安だと思っています。

そして、次の「生活のための収入のこと」は年金に関連しています。
3分の1以上の方が不安だと思っています。

蓄えのある高齢者の方の多くは、こうした将来の不安に備えて蓄えていらっしゃるわけです。
つまり、高齢者の方にとって「老後」とは、病気になったり、介護が必要になったり、年金が減額(実質的な減額を含む)されて生活費が賄えないような状態のことを言うのだと思います。

したがって、将来の不安を感じないような社会保障制度になれば、高齢者の方も蓄えを安心して使えるようになる…
私は、そんな風に思います。

ですから、90歳の方が「老後が心配」とおっしゃったのは、「将来の不安」という意味であり、それに対して、「いつまで生きているつもりだ」は、とんでもない発言だと思います。
それも、高齢者の方を不安にさせている、「社会保障費の削減」に躍起になっている、財務省の最高責任者の発言ですから許せません。
国民の不安に寄り添えないような人物は、政治家失格だと思います。

過去の記事より

親の老後に対する不安


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