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2016年7月28日 (木)

平成27年簡易生命表

昨日(7月27日)、厚生労働省より、平成27年簡易生命表の概況が公表されました。
これによれば、日本人の男性の平均寿命は昨年より 0.29歳上がって 80.79歳、女性の平均寿命は昨年より 0.22歳上がって 87.05歳とのことです。

主な年齢の平均余命は次の通り…
Photo
厚生労働省:「平成27年簡易生命表の概況」より)

そして、平均寿命の年次推移は次の通りです。
Photo_2
厚生労働省:「平成27年簡易生命表の概況」より)
平均寿命の男女差は、平成17年の 6.96年をピークに徐々に縮まっています。
平均寿命は男性も女性も延びていますので、男性の延び方が大きいということになりますね。
このことが、今後、要介護者の男女比率等に どのような影響を及ぼすか、注視しておく必要があると思います。

ところで、今回、公表された生命表で平均寿命は、男性が 80.79歳、女性が 87.05歳だった訳ですが、現在の年金制度が出来上がった昭和60年の平均寿命は、男性が 74.78歳、女性が 80.48歳でした。
男性が 6.01年、女性が 6.57年、長くなっています。
そして、平均寿命は、今後、更に長くなると予想されています。

平均寿命が長くなるということは、年金を受け取る期間が長くなる、ということになります。
年金を受け取る期間が長くなれば、それだけ年金の給付のために必要な資金は大きくなっていきます。

既に年金の給付額は保険料収入を上回っており、年金積立金を取り崩しながら、年金の給付のために必要な資金を賄っている状態です。
年金の財政状態は、着実に痛んでいるんです。

しかし、年金の財政状態を健全にするために、これ以上、現役世代の保険料を上げることは難しいでしょう。

年金の給付額を減らしたり、給付開始年齢を引き上げるという方法はありますが、それをするためには、年金以外の収入を確保できることが前提です。
現状、年金以外の収入を確保するために、就労を希望する人に対して、満足のいく仕事を提供できているでしょうか?

また、病気や要介護状態になったために、仕事ができず、年金以外の収入の途が閉ざされた時のために、十分な蓄えを持っている人が どれくらいいるのでしょうか?

イザとなったら生活保護を受ければ良い!

たしかに、その通りでしょう…
ただ、そのことが当事者のプライドを どれくらい傷つけているか!

本来であれば、誰一人落ちこぼれることなく、人生を全う出来なければいけない…
それが、あるべき姿だと思います。
しかし、現実は そんな風になっていません。

もちろん、全ての人が満足できる制度を作ることは難しいでしょう。
ただ、人生の終盤期に、満足できない生活を送らなければいけない人が増えてきている…
そんな状況を考えると、何らかの対応が必要だと思います。
高齢者の就労、高齢期の社会保障を総合的に見直しする時期が来ている!
そんな感じがします。
小手先の対応だけでは、何も変わらないと思います。

過去の記事より

女性は介護が必要な期間が長くなる可能性が高い!?


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