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2016年7月 4日 (月)

在宅酸素療法時は火気の取扱いに注意!②

7月1日付で、厚生労働省のサイトの次の情報が更新されました。

在宅酸素療法における火気の取扱いについて

昨年12月19日に紹介した、「在宅酸素療法時は火気の取扱い」に関する、最新の注意喚起情報です。
昨年12月19日に紹介してから、次の4件の事故が発生しており、4名の方が亡くなっています。
No発生年月場所年齢(性別)被害状況原因(推定含)掲載年月
58 平成27年12月 茨城県 80代(男) 死亡(焼死) (不明) 平成28年6月
59 平成28年1月 島根県 80代(男) 死亡(焼死) (不明) 平成28年6月
60 平成28年1月 岡山県 70代(女) 死亡(焼死) (不明:煙草か) 平成28年6月
61 平成28年4月 広島県 60代(男) 死亡 喫煙 平成28年6月
厚生労働省:「在宅酸素療法における火気の取扱いについて」より)
4件の事故のうち、原因が特定できたのは1件のみ…
その他の3件の事故は、原因が不明(1件、原因を推定している)という状況です。

酸素療法中の事故の原因特定は、そんなに難しいものなのでしょうか?
厚生労働省のサイトに、平成15年12月から平成28年4月までに起きた、「火災事故原因別の分類」というデータが出ていました。
下のグラフがそのデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_6
厚生労働省:「在宅酸素療法における火気の取扱いについて」より)
このデータによれば、最も多い火災事故の原因が「喫煙」で、全体の43%を占めています。
次に多いのが、「不明」で33%です。
やはり、原因の特定が難しいケースもあるようですね。

ということは、酸素療法中は火気の使用を控えるべき、ということになると思います。
昨年12月19日の投稿の際に紹介したリーフレットには、「装置の使用中は、周囲2m以内に火気を置かないで下さい厚生労働省リーフレット「在宅酸素療法時は、たばこ等の火気の取扱いにご注意下さい。」より)」となっています。
しかし、火災事故の3分の1が原因不明であることを考えると、火気を もっと離すべきなのかもしれません。
極端な話、火気の使用そのものを止めるべきなのかもしれません。
不安を煽るつもりは毛頭ありませんが、何しろ命に関わる事故になりかねない訳ですから、細心の注意が必要だと思います。

そして、行政機関等にお願いしたいこと…
火災事故の原因が特定できなかった3分の1の事故についても、再度 調査をするなどして、できるだけ原因の特定をしていただきたい と思います。

酸素療法は、呼吸機能が衰えた方にとって、必要不可欠な治療法です。
今後、高齢化が さらに進むことにより、在宅での酸素療法を必要とされる方が増える可能性が高いと思います。

しかし、火災事故の原因の3分の1が「不明」という状況では、「安心して使えるもの」とは言い辛い面もあります。
とにかく、火災事故の原因「不明」をなくし、安心して使えるようにしていただきたいと思います。

過去の記事より

在宅酸素療法時は火気の取扱いに注意!


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