15年という歳月…②
私の母は50代前半にリウマチを発症し、亡くなるまでの約30年間、大きな手術を何度も受けました。
母の両方の股関節、膝関節は人工関節が入っていました。
股関節の片方は置換手術をしています。
その置換手術をしたのが、15年前の今頃…
そして、今日、人工関節に関する凄い情報に接することが出来ました。
名古屋市にある「J・3D」という会社と名古屋市立大学病院が、日本初の「カスタムメイド人工股関節」を共同開発することになったとのこと…
「J・3D」という会社は、金属3Dプリンター受託造形サービスを行っている会社なのですが、「カスタムメイドの人工関節」は、この金属3Dプリンターによって作られます。
金属3Dプリンターについては、「J・3D」がYouTubeに動画を公開していました。
興味のある方は、ご覧ください。
さて、「カスタムメイド人工股関節」のメリットですが…
これまでの人工股関節は既製品のため、その形に合うように患者の骨を削るなどして装着していました。
骨を削るため患者の負担が大きく、また、手術の時間も長くならざるを得ませんでした。
カスタムメイドになったことで、患者の身体に合わせた人工股関節を作ることができるため、削る骨を最小限に抑えることができますし、装着が容易になるため、手術の時間を短縮することが出来ます。
実際、母が股関節の置換手術をした時は、昼過ぎに手術室に入って、終わったのが夕方過ぎだったと記憶しています。
(説明を受けた時に聞いた時間より、長かった記憶があります。)
また、従来の人工股関節は 90%が輸入品だったのですが、内製化することが可能になります。
こうして挙げただけでも、カスタムメイドになることで、様々なメリットを得ることが出来ます。
ほかにも、私では上手く説明できないため、あえて書かなかったメリットもあります。
これから人工股関節を着ける人は、そんなメリットを享受することが出来る…
本当に素晴らしいことだと思います。
技術の進歩は、日進月歩…
母が股関節の置換手術をしてから15年…
こんな素晴らしい技術が開発されたんです。
15年後には、もっと素晴らしい技術が開発されているんでしょうね。
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