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2016年8月19日 (金)

一人暮らしの高齢者の抑うつ傾向

昨日は、内閣府が平成26年に行った、「一人暮らし高齢者に関する意識調査」に出ている、抑うつ傾向を見るテストを紹介しました。
当然、この意識調査でも対象者に対して このテストは行われており、その結果のデータも見ることが出来ます。
ということで、今日は その結果のデータを見ていきたいと思います。

最初に、テストで使われていた質問内容等を振り返っておきましょう。
質問内容は、次の表の(1)~(5)までの5つです。
(表をクリックすると拡大します。)
Photo
内閣府:「一人暮らし高齢者に関する意識調査」より)
(1)~(5)の質問に それぞれ「はい」か「いいえ」のどちらかを答えます。
そして、それぞれの質問に対して、答えにより表の右側にある点数(0点または1点)をつけます。
その点数を集計します。(つまり5点が最大得点です。)
点数は高いほど抑うつ傾向が強いとされています。
また、私が読んだ文献によれば、2点以上で「抑うつ有」と判定するようです。

さて、「一人暮らし高齢者に関する意識調査」では、どのような結果が出ているのでしょうか?
結果は、次のグラフの通りです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
内閣府:「一人暮らし高齢者に関する意識調査」より)
0点の人が 36.2%、1点の人が 30.5%、2点の人が 16.0%、3点の人が 9.4%、4点の人が 5.4%、5点の人が 2.5%、平均点 1.25点となっています。
私の読んだ文献に準ずれば、3分の1の人に「抑うつ有」と判定されることになります。
思っていたより多いので驚きです。

それでは、もう少し細かなデータを見てみましょう。
これまでと同じように、性別、年齢別、会話の頻度、毎月の収入の多寡の項目で、比較するグラフを作ってみました。
(それぞれのグラフをクリックすると拡大します。)
①性   別
Photo_2
②年 齢 別
Photo_3
③会話の頻度
Photo_4
④毎月の収入
Photo_5
内閣府:「一人暮らし高齢者に関する意識調査」より作成)

①性   別

女性より男性の方が、点数の高い人の割合が多くなっています。
ただ、0点の人の割合は男性の方が多く、女性は1点の人の割合が多くなっています。
これは、「(4) 外に出て新しい物事をするより、家の中にいるほうが好きですか」という質問の結果が影響していると思われます。


②年 齢 別

各年齢層によりバラツキがありますが、私が読んだ文献に準じて、2点以上で「抑うつ有」と判定するのであれば、年齢が高くなるほど抑うつ傾向の高い人の割合が多くなっていく傾向があります。
ただ、年齢が高くなるほど、点数の高い人の割合が減っていく傾向もあるような感じがします。


③会話の頻度

0点の人の割合だけをみると、会話の頻度が多い人ほど割合が高くなっている。
その他の点数はバラツキがあるため、一概には何とも言えないような感じがします。
ただ、会話の頻度が「毎日」の人の抑うつ傾向は、著しく低くなっています。
人と話をすることが いかに重要か、ということなのだと思います。


④毎月の収入

収入が多い人ほど、点数が低くなる傾向があるようです。

さて、以上の結果から、抑うつ傾向を改善するために何かを変えるとしたら…
性別や年齢を変えることは出来ません。
また、毎月の収入を増やすことも容易ではないでしょう。
ただ、会話の頻度を増やすことは、比較的簡単に出来そうです。
もちろん、人と話をすることが苦手な人にとっては苦痛でしょうから、一概には言えないでしょう。
しかし、会話をほとんどしない人の点数の高さを考えると、少し苦痛を我慢することで得られるものは大きいような気がします。

ちょっと我慢して挑戦してみませんか?

ちなみに、最近、私も人と話をする機会が減ってしまいました。
ですから、これから人と話をする機会を増やすように努力しようと考えています。
少しは状況が改善すると良いんですけどね…

その他の抑うつ傾向に関する分析結果を ご覧になりたい方…
内閣府の関連サイトにリンクを張っておきますので、ぜひ ご覧下さい。

内閣府


一人暮らし高齢者に関する意識調査


過去の記事より

いっしょに笑おう!うなずきかぼちゃん


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