« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »

2016年10月の31件の記事

2016年10月31日 (月)

地域の支え合い

一昨日(10月29日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査に出ていた、「高齢者が地域で安心して暮らしていけるようにするために行政にどのような取組みを求めますか。」という質問について取り上げました。
この質問に対して多くの割合を占めた答えは、「介護等の福祉サービスの充実」、「医療体制の充実」、「公共交通等の充実」、「買い物やごみ出しなどの生活支援」でした。

ところで、こうした行政の取り組み以上に大切なのが、住んでいる地域の人同士の助け合いであり、支え合いです。
高齢社会に関する意識調査では、こんな質問をしています。

あなたのお住まいの地域では支え合いが展開されていると思いますか。

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
その結果が次のグラフなのですが…
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
「思う」、「どちらかというと思う」の合計が 27.1%、「どちらかというと思わない」、「思わない」の合計が 46.7%となっており、支え合いが展開されていないと思う割合が高くなっています。
この結果、正直なところ残念な結果であり、これからの高齢社会を考えた場合、不安になる結果でもあります。

それでは、年齢別・都市規模別に比較した場合、違いがあるのでしょうか?
次のグラフが そのデータで、左が年齢別・右が都市規模別です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2 Photo_3
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
年齢別では、年齢が高いほど「思う」、「どちらかというと思う」という割合が高くなっています。
とはいうものの、80歳以上でも「思う」、「どちらかというと思う」の合計が 41.9%…
決して高いとは言えません。

都市規模別では、都市規模が小さいほど「思う」、「どちらかというと思う」という割合が高い傾向があります。
こちらも、一番小さな規模の町村で、「思う」、「どちらかというと思う」の合計が 37.0%…
低いですよね…

結局、人と人の繋がりが希薄になっている、というのが現実のようです。
しかし、これからの高齢社会を考えた場合、人と人の繋がりが とても重要になってくると思います。
必要以上に密度の高い人間関係を作る必要はないでしょうが、ちょっとしたことで助け合い・支え合いの出来る人間関係は作っておく必要があると思います。
隣り近所で声を掛け合うことが出来る…
そんな人間関係は重要です。

過去の記事より

見守り力


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月30日 (日)

年金の不安が原因?!

10月26日付で、NEWSポストセブンに次の記事が掲載されました。

年金減額の「違憲訴訟」 原告団は全国各地で4000人以上

NEWSポストセブン

2013年に行われた年金の減額を巡って裁判が起きていたんですね。
恥ずかしながら、私、全く知りませんでした。
ちょっと調べてみたのですが、この裁判の提訴が行われたのが、昨年の5月だそうですから、既に1年以上たっています。
相変らずの情報収集の甘さ、正直、呆れてしまいます。

そもそも、この裁判の原因となるような年金減額が なぜ行われたかというと、2000~02年度に、本来は下げなければならなかった年金額を下げなかったために起きた歪を是正するため…
安易な政治判断が、結果としてどのようになるか…
この裁判、とても重要だと思いますので、今後は情報収集を しっかりしていかないと いけませんね。

ところで、年金を巡って、このような裁判が起きるのは、多くの国民が年金制度に対して不満を持っているからでしょう。
そして、こうした不満は年金制度に対する不信に変わり、将来の収入に対する不安に変わっていくのだと思います。
そして、その不安を解消するために とる行動は…

NEWSポストセブン記事が掲載されたのと同じ日に、国民生活センターのサイトには次の注意喚起情報が掲載されました。

レンタルオーナー契約によるトラブルに注意

国民生活センター

同時に次のリーフレットも公表されました。
(リーフレットの画像をクリックするとpdfファイルをご覧いただけます。)
264
物品(今回はコンテナ)のレンタルを行い、そこから収益を得る投資に関連した、「詐欺まがいの商法」に対する注意喚起情報です。
リーフレットの事例に出ているのは、80代の女性です。
想像するに、年金の不安を解消するために、このような投資をされたのではないかと…

事例に書かれていることを読む限り、「元本は必ず戻る」、「家賃と同様にずっと利子のように入る」、というレンタル業者の言葉が投資をする決め手になったようですね。
しかし、レンタル料金は支払われず、業者とも連絡が取れなくなってしまった…
投資をする決め手になった2つの事柄は、反故にされてしまったということです。
酷い話です。

ただ、物品のレンタルを投資対象にしている業者には、真っ当な業者さんも いらっしゃるはずです。
この注意喚起情報、そんな業者さんからすれば迷惑極まりない話ですよね。

しかし、悪徳業者は どんな業界にも存在します。
国民生活センターリーフレットを ご一読いただき、くれぐれも注意していただきたいと思います。

過去の記事より

この特殊詐欺、悪質だと思う…


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月29日 (土)

高齢者が行政に求める取組み

10月25日のこのブログの投稿で、厚生労働省高齢社会に関する意識調査に出ていた、「高齢期に希望する場所で暮らすために必要なことは何ですか。」という質問について取り上げました。
その質問の答えの上位を占めたのが、「医療機関が身近にあること」、「介護保険のサービスが利用できること」、「買い物をする店が近くにあること」、「交通の便がよいこと」でした。

ただ、これらの「必要なもの」を整えることは個人では出来ず、行政の取組みが重要になってきます。
高齢社会に関する意識調査では、こんな質問をしています。

高齢者が地域で安心して暮らしていけるようにするために行政にどのような取組みを求めますか。[3つまで]

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
その結果が次のグラフなのですが…
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
「高齢期に希望する場所で暮らすために必要なこと…」で、上位を占めた4つの項目は、こちらの質問でも上位を占めています。

ただ、順位が異なっており、「高齢期に希望する場所で暮らすために必要なこと…」では、「医療」、「介護」、「買物」、「交通」の順になっていました。
こちらの質問では、「介護」、「医療」、「交通」、「買物」の順になっています。

この違い、一体なんなのでしょうか?
大したことではないのですが、ちょっと気になります。
想像するに、「高齢期に希望する場所で暮らすために必要なこと…」の上位にあった、「医療」、「買物」は、現在既に利用しているものがあるので、行政に求める取り組みとしての順位が下がるのではないかと…
ところが、「介護」に関して現在利用していない場合、身近に どんなサービスがあるか分からないため、行政に求める取り組みとしての順位が上がるのではないかと思います。
また、マスコミの報道などで、「将来、介護に必要な人材が不足する」ということが伝えられていることも、少なからず影響しているでしょう。
「交通」が「買物」より上位になったのは、現在の交通の便の悪さに対する不満が、それだけ大きいのだと思います。

男女別・年齢別のデータも見ておきましょう。
次のグラフが その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo Photo_3
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より作成)
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
男女別の結果は、全体の結果と概ね同じ傾向になっていると思います。
ただ、男性では、「雇用の場の確保」と答えた人の割合が女性より多く、女性では、「介護等の福祉サービスの充実」、「買い物やごみ出しなどの生活支援」と答えた人の割合が多くなっています。

年齢別では、年齢が高いほど「介護等の福祉サービスの充実」、「医療体制の充実」、「買い物やごみ出しなどの生活支援」、「災害等に対する体制の充実」と答えた人の割合が多く、年齢が低いほど、「雇用の場の確保」と答えた人の割合が多くなっています。


さて、この質問の結果では、多くの人が行政の取組み として求めているものが、「介護」、「医療」でした。

この結果は、現状には満足しておらず、将来にも不安を感じている、ということの現われだと思ったりします。
だとすると、前に取り上げたことがある、内閣府の「社会意識に関する世論調査」の結果と矛盾しているような気がするのですが…
気のせいですかね?

過去の記事より

社会意識に関する世論調査


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月28日 (金)

平成28年9月分労働力調査より「高齢者の就労状況」

本日(10月28日)、総務省統計局より、「労働力調査(基本集計) 平成28年(2016年)9月分」が公表されました。
65歳以上人口及び役員を除く雇用者の平成27年9月と平成28年9月を比べた変動状況は次の通りです。
(表をクリックすると拡大します。)
201609_65__

例によって、役員を除く雇用者の前年同月と比較した増加率が、人口の前年同月と比較した増加率を上回っています。
ただ、8月と比べると、男性の正規雇用は減っています。
逆に女性の正規雇用は増えていますが、この辺り何か関係があるのでしょうか?
非正規雇用は、男性の増加率は8月を上回り、女性の増加率は下回っています。

さて、このところ、高齢者に関する色々なデータを紹介している、厚生労働省の「高齢社会に関する意識調査」では、就労に関するデータも出ています。
今日は、その中から、「就労希望年齢」に関するデータを紹介させていただきます。

就労希望年齢に関するデータは、過去にも、内閣府が平成25年度に行った、「高齢期に向けた「備え」に関する意識調査」のデータや、同じく内閣府が平成26年度に行った、「高齢者の日常生活に関する意識調査」のデータを紹介したことがありますが、「高齢社会に関する意識調査」では どうなっているでしょうか?

次のグラフが その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
31.2%の人が、「働けるうちはいつまでも」と答えています。
これは、「高齢期に向けた「備え」に関する意識調査」のデータ(25.7%)や、「高齢者の日常生活に関する意識調査」のデータ(28.9%)よりも高くなっています。
それぞれの調査対象となった年齢層が違いますので、一概には言えませんが、年々、歳を取ってからの就労意識が高まっているのかもしれませんね。

B_ornament_29_0m

「労働力調査」、「高齢社会に関する意識調査」の詳細については、以下のリンクから ご確認ください。

労働力調査(基本集計) 平成28年(2016年)9月分


高齢社会に関する意識調査

過去の記事より

平成28年8月分労働力調査より「高齢者の就労状況」


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月27日 (木)

希望する介護像

将来、自分自身に介護が必要となった時、どんな介護を受けたいか考えたことが ありますか?
また、親などの家族に介護が必要になった時、どんな介護を受けさせたいですか?

高齢社会に関する意識調査では、こんな質問をしています。

自分の介護が必要になった場合にどこでどのような介護を受けたいですか。

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
70%を超える人(73.5%)が自宅での介護を望んでいるのですが、そのうちの半数を超える人は、「家族に依存せずに生活できるような介護サービスがあれば自宅で介護を受けたい(37.4%)」と考えています。

要するに、自宅で介護を受けることが理想であるものの、家族に負担をかけてまで自宅での介護を望んでいない、ということなのでしょう。

その辺り、男女別にみると大きな違いが出てきます。
次のグラフが その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
男性では、「家族に依存せずに生活できるような介護サービスがあれば自宅で介護を受けたい」と答えている人の割合が一番多いものの、「自宅で家族中心に介護を受けたい」と答えている人の割合も4分の1近くを占めています。

女性では、「家族に依存せずに生活できるような介護サービスがあれば自宅で介護を受けたい」と答えている人の割合が男性より12ポイント高く、「自宅で家族中心に介護を受けたい」と答えている人の割合が男性より10ポイント低くなっています。

この結果は、男性の方が「知らない人の世話にはなりたくない」と考えている人が多いということなのでしょうか…
それとも、「環境の変化には弱い」ということなのでしょうか…

どちらにしても、自分自身や親などの家族の介護を考える際に、頭の片隅に入れておいた方が良いデータだと思います。

過去の記事より

在宅介護を望む理由?


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2016年10月26日 (水)

介護給付費等実態調査月報(平成28年8月審査分)

昨日(10月25日)、厚生労働省より、「介護給付費等実態調査月報(平成28年8月審査分)」が公表されました。

今月も介護給付費等実態調査のデータの 65歳以上の要支援・要介護者の増加状況と、65歳以上の人口の増加状況を比べてみました。
8月分から、従来の認定者の比較だけでなく、受給者の比較もすることにしました。

下の表が その結果です。
H2808
厚生労働省介護給付費等実態調査」及び総務省統計局人口推計」より作成)
(端数処理の関係で、データに一部 不自然なところがあります。ご了承ください。)

このところ、要支援・要介護の認定者の増加率が、65歳以上の人口の増加率を下回っています。
ただ、8月は7月に比べ増加率が大きくなっています(7月:0.86%)。
また、要支援・要介護度別にみると、要介護1・要介護3・要介護4の増加率が、65歳以上の人口の増加率を上回っています。

受給者でも全体の増加率は、65歳以上の人口の増加率を下回っているのですが、要支援・要介護度別にみると、認定者と同様の傾向が見られます。

この辺りは、今後、注視していく必要がありそうですね。。

その他 詳細をご覧になりたい方…
厚生労働省の関連サイトにリンクを張っておきますので ご覧ください。

介護給付費等実態調査

介護給付費等実態調査月報(平成28年8月審査分)


過去の記事より

介護給付費等実態調査月報(平成28年7月審査分)


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月25日 (火)

希望する場所で暮らすために必要なことは?

一昨日(10月23日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査に出ていた、「今、住んでいる地域に住み続けたい理由」に関するデータを取り上げました。
その投稿の終りの方には、『年を取ってから「必要としたいもの」が、少しだけ見えたような感じがします。』ということを書きました。
そして、『「頼れる人」や「医療・介護」が近くに必要ということですよね。』と書きました。
実は、高齢社会に関する意識調査では、こんな質問をしています。

高齢期に希望する場所で暮らすために必要なことは何ですか。[3つまで]

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
次のグラフが その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
「希望する場所」に必要なこととして、「医療機関が身近にあること(54.3%)」、「介護保険のサービスが利用できること(38.2%)」という医療・介護に関することが上位を占めています。
そして、「買い物をする店が近くにあること(34.0%)」、「交通の便がよいこと(30.1%)」という生活の利便性に関することが続いています。

では、「男女別」、「年齢別」のデータは どうなっているのでしょう?
次のグラフが そのデータで、左のグラフが「男女別」、右のグラフが「年齢別」です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_3 Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
男女別のデータを見ると、全体のデータで上位を占めていた4つの項目(「医療機関が身近にあること」「介護保険のサービスが利用できること」「買い物をする店が近くにあること」「交通の便がよいこと」)に関しては、女性の割合が高くなっています。
男性では、「家族による手助けがあること」を挙げる人の割合が、女性より高くなっています。

この違いの原因…
それだけ家事仕事の経験がない男性が多い、というのは言い過ぎでしょうか…

年齢別のデータを見ると、年齢が高くなるほど「医療機関が身近にあること」、「買い物をする店が近くにあること」、「家族による手助けがあること」の項目をあげる割合が高くなる傾向がありますね。
逆に、「介護保険以外のサービス・支援が利用できること」、「特にない」は低くなる傾向があります。

一つ気になったのが、「交通の便がよいこと」で、50代の割合が他の年齢層より高くなっていること…
なぜなのか、理由を知りたいですね。

さて、これらのデータを見て、「希望する場所」に必要な環境を整えるのを どのタイミングで始めるかが とても重要だ、ということを感じました。
というのも、年齢が進むにつれて、必要とすることが変わってくるからです。
また、健康状態など身体の状態でも変わってくるでしょう。
慌てて始めると、整えるべき環境を変える必要が出てくるかもしれません。
そうかといって、環境を整えるタイミングが遅れれば、不便な生活を強いられる可能性もあります。
中には一度整えた環境が、自分の意思とは関係なく変わってしまうものもありますし…

本当に難しいと思います。

過去の記事より

終の棲家のリスクマネジメント


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月24日 (月)

要介護度の軽度化

10月21日付の「医療介護CBnews」に次の記事が掲載されました。

「要介護度改善にインセンティブを」- 諮問会議で民間議員が提言

医療介護CBnews

10月21日に行われた、経済財政諮問会議について伝える記事です。
今回の会議で民間の有識者議員から提言があったのですが、その中に介護が必要な人の要介護度の改善に成果があった保険者や、要介護度を改善した事業者に対して、インセンティブをつける案が示されていました。

要介護度の改善…

つまり、要介護度が軽くなることなのですが…
要介護度は特別なことをしなければ、年齢が高くなるにつれ重くなる傾向があると思われます。
リハビリなどを されている人でも、現在の状況を維持できれば「御の字」、ということを聞いたことがあります。
ですから、要介護度を軽くするためには、相当頑張らなければいけないと思います。
しかし、決して不可能なことではありません。

その辺りのことは、厚生労働省が毎年公表している、「介護給付費実態調査」の「要介護(要支援)状態区分別にみた年間継続受給者数の変化別割合」を見れば分かります。
「要介護(要支援)状態区分別にみた年間継続受給者数の変化別割合」は、一年前に比べ、要介護度が重くなった人、そのまま維持した人、軽くなった人、それぞれの割合を示したもので、次のグラフが 平成27年度のデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「平成27年度 介護給付費等実態調査の概況」より)
一年前との比較ですので、多くの人が前年の要介護度を維持しています。
それでも、3割程度の人に要介護度の変化が見られます。
そして、要介護度を軽くされた方が、どの要介護度にもいらっしゃいます。

もし、要介護度を軽くすることが可能ならば、介護保険の給付を受けている人、全てが要介護度を軽くすることを目指したらどうか、などと思ったりします。
要介護度が軽くなることで、QOLが上がるでしょうから…
そして、究極の目標は介護保険のお世話にならなくても済む様になること!

夢物語のように思えるかもしれませんが、こんな記事もあります。

4割以上が介護保険“卒業” 和光市が行う無料支援とは

dot.ドット 朝日新聞出版

この記事で、介護保険“卒業”とは、要介護度が軽くなって介護保険の給付を受けなくなること…
つまり、介護保険のお世話にならなくても済む様になることです。
夢物語が現実に起きているのです。
そして、この記事で紹介されている和光市の取り組みは、経済財政諮問会議の民間有識者議員から提言の中でも、「地域包括ケアの優良事例」として全国に普及させるべき、としています。


今回、経済財政諮問会議に出された提言…
もし、実現すれば介護保険制度のあり方が大きく変わるでしょう。
これまで、要介護者を「いかに お世話するか」ということが中心だった制度が、「いかに お世話しないか」という方向に変わるような気がします。

これにより、介護が必要な人が切り捨てられる、という方向を向いてしまってはいけませんが、QOLを上げるための要介護度の軽度化に繋がるのであれば大いに歓迎です。

今後どのようになるのか、注目していきたいと思います。

過去の記事より

介護保険料の少ない地域をヒントに?

CI療法


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月23日 (日)

今、住んでいる地域に住み続けたい理由

一昨日(10月23日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査の中から、「現在お住まいの地域に高齢期になっても住み続けたいと思いますか」という質問について取り上げました。
この質問に対する答えは、「思う(37.0%)」、「どちらかというと思う(35.2%)」となっていました。

では、その理由は?
高齢社会に関する意識調査では、「思う」、「どちらかというと思う」と答えた人に、その理由を尋ねています。(回答は3つまで)
次のグラフが その結果なのですが…
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_6
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
9割近くの人が、「住み慣れているから」という理由を挙げています。
ある意味、当然の結果ですよね。
その外には、「交通の便がよく買い物などをしやすいから(37.3%)」、「家族、友人など頼れる人が近くにいるから(31.9%)」、「医療・介護が充実しているから(23.5%)」が上位を占めています。
生活をしていく上での便利さ、人間関係が重要ということでしょうか。

では、年齢別で結果を見ると どうなっているでしょうか?
次のグラフが その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_7
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
年齢が高くなるにつれ、「家族、友人など頼れる人が近くにいるから」、「医療・介護が充実しているから」を挙げる人の割合が高くなっていますね。
調査対象の全年齢の結果は、ある意味、当然の結果だったのですが、年齢別の結果を見ると、年を取ってから「必要としたいもの」が、少しだけ見えたような感じがします。
「頼れる人」や「医療・介護」が近くに必要ということですよね。

では、こうした「必要としたいもの」が他の地域にあれば移住は可能なの?
などと、意地の悪いことを考えてしまいますが、どうなんでしょう…
というのも、一昨日の投稿で最後に書いた通り、都市部を中心に介護に必要な人材の確保が出来ず、必要な介護を受けられないため移住せざるを得ない、そんな状況になりそうだからです。

そうなると、「住み慣れた」地域を選ぶのか、「必要としたいもの」がある地域を選ぶのか…
年を取ってから、そんな選択を迫られる時が来るのかもしれません。

過去の記事より

「介護と生活」に関するレポート(6)介護移住


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月22日 (土)

人工知能でケアプランを?!

一昨日(10月20日)、「介護のニュースサイト Joint」に次の記事が掲載されました。

政府、ケアプラン作成にAIを活用
介護の効率化・負担軽減へ検討を開始

介護のニュースサイト Joint

一昨日 行われた、「未来投資会議」の「第一回「医療・介護-生活者の暮らしを豊かに」会合」の内容を伝える記事です。
この会合で、現在、ケアマネジャー(介護支援専門員)が作成しているケアプランを AI(人工知能)を使って作成しようということが、今後の議論の論点の一つとして挙げられました。

人工知能によるケアプランの作成…
もし、実現すれば、介護保険制度に大きな影響を及ぼす可能性があります。
というのも、ケアプランは介護保険制度の「要」!
現在の介護保険制度では、介護サービスはケアプランに基づいて提供されています。
そんなケアプランの作り方が変わる訳ですから、提供される介護サービスに影響が出る可能性は高い…
私は、そんな感じがするんです。

では、人工知能を使ってケアプランの作成なんて本当に出来るのでしょうか?
少し前に、医療の分野で人工知能を使った こんな出来事がありました。

【驚き】
人工知能が初めて人間の命を救う!
医者でも分からない重病を即座に見抜く!
治療法の変更を提案、患者は回復へ

情報速報ドットコム

私は医療の分野での こんな実績からすれば、人工知能を使ったケアプランの作成も十分可能だと思います。

実現するために課題となるのは、必要なデータを どの様に集め、人工知能に どの様に学習させるか、だと思います。
その辺り「Joint」の記事では、「政府は構想の具現化に向けて、「データの利活用基盤の構築」をポイントにあげている」としています。
また、「記録のデジタル化・標準化を進める方策も俎上に載せる」とも…

いずれにせよ、これから議論が始まるわけですから、どのようになるか注目していきたいですね。

過去の記事より

ケアプランの有料化


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月21日 (金)

今、住んでいる地域に住み続けるために必要なこと?!

一昨日(10月19日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査出ていた、「年を取ってから生活する場所(終の棲家)」に関するデータを取り上げました。
そのデータでは多くの人が、「終の棲家」として自宅(これまで住み続けた自宅、子どもの家への転居を含む)を希望していました。

ところで、高齢社会に関する意識調査では、「終の棲家」について、少し別の角度から質問をしています。

現在お住まいの地域に高齢期になっても住み続けたいと思いますか

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_3
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
年をとってからも、現在住んでいる地域に住み続けたいという意向は、「思う(37.0%)」、「どちらかというと思う(35.2%)」となっており、「年を取ってから生活する場所(終の棲家)」として、自宅(これまで住み続けた自宅、子どもの家への転居を含む)を希望していることの裏付けとも思える結果になっています。

ただ、気をつけなければいけないのは、この質問、「現在住んでいる自宅」ではなく、「現在住んでいる地域」となっていること…
現在住んでいる地域の範囲がどのくらいになるか、質問等を見る限り分からないので、その辺りが明確になってくると答えが変わってくる可能性はあると思います。

とはいうものの、多くの人が、「現在住んでいる地域」に引き続き住み続けたいと答えているのですから、その地域への愛着は強いといえるでしょう。
そして、この傾向は年齢が高くなるほど強くなります。
次のグラフが そのデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_4
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
何と80歳以上では、「思う(59.3.0%)」、「どちらかというと思う(32.1%)」で、9割を超える人が、現在住んでいる地域に継続して住む意向を持っています。
70代でも8割を超えていますからね…

しかし、これはある意味当然の結果で、年を取ってから知らない土地へ移住するということは大変なことですからね。

ところが現実には…
このブログで前に紹介したことがある、「東京圏高齢化危機回避戦略」などを見ていると、都市部を中心に介護に必要な人材の確保が出来ず、必要な介護を受けられないため移住せざるを得ない状況になりそうです。

その様な状況に陥らないために、いつまでも元気に介護を受けなくても済むような身体の状態を保つことが必要なのかもしれません。

過去の記事より

東京圏高齢化危機回避戦略


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月20日 (木)

高齢者の交通事故~交通事故統計(平成28年9月末)より~

一昨日(10月18日)、警察庁から「交通事故統計(平成28年9月末)」が公表されました。

平成28年9月末の年齢層別の交通事故による死者数の割合は、次のグラフの通りです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
28
警察庁:「交通事故統計(平成28年9月末)」より)
65歳以上の交通事故による死亡者数の割合が53.6%となり、8月の53.8%より 0.2ポイント減少しました。
ただし、全体の半数を上回っている状況は変わりません。

下の表は 65歳以上の高齢者の死亡者数を 65~69歳・70~74歳・75歳以上の3つの年齢層に分け、さらに、事故が起こった時の状態別に分けたもので、平成18~28年の毎年9月末の推移をまとめたものです。
(表をクリックすると拡大します。)
Photo
警察庁:「交通事故統計(平成28年9月末)」より)
8月に比べると、65歳以上の高齢者全体で、交通事故による死亡者数の増減数が23人減っています。(8月:△18人→9月:△41人)
年齢層ごとでは、65~69歳が2人減(8月:32人→9月:30人)、70~74歳が3人増(8月:△20人→9月:△17人)、75歳以上が24人減(8月:△30人→9月:△54人)となっており、75歳以上の減少が一番大きくなっています。

75歳以上の減少数には驚きました。
状態別では、自動車乗車中が7人減、原付乗車中が3人増、自転車乗用中が1人減、歩行中14人減となっています。
高齢者の交通事故による死亡者数で、最も多いのが歩行中の事故です。
それが75歳以上で大幅に減ったわけですから、素晴らしいことですよね。
今後も、この状況が続いて欲しいと思います。

過去の記事より

高齢者の交通事故~交通事故統計(平成28年8月末)より~


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月19日 (水)

終の棲家に ふさわしいのは…

年を取ってから生活する場所…
いわゆる、「終の棲家」ですが、どのような場所が良いと思いますか?
また、世の中の人は、どのような場所を「終の棲家」と考えているのか、気になりませんか?

このところ、高齢者に関する色々なデータを紹介している、高齢社会に関する意識調査で、「終の棲家」に関して こんな質問をしています。

年を取って生活したいと思う場所はどこですか。

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
次のグラフが その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
なんと、72.2%の人が、「終の棲家」として、自宅(これまで住み続けた自宅、子どもの家への転居を含む)を選んでいます。

ある意味、当然の結果ですよね。
誰だって、住み慣れた自宅に住み続けたいでしょうから…
仮に、自宅に住み続けることが困難になったとしても、頼りにしたい人と一緒に暮らしたいでしょうし…

とはいうものの、私の父のように、人生の最終盤で医療が近くになければいけない状態になってしまうと、「終の棲家」を自宅にするのは難しくなります。
最終的には、本人の意思だけでなく、「終の棲家」を意識した時などの様々な状況で、どうなるかが決まるのだと思います。

そして、もう一つ大切なこと…
それは、一度選んだ「終の棲家」を動かずに済むようにすること!
これが、意外と難しかったりします。
くれぐれも、そんなことの無いようにしたいですね。

過去の記事より

地方移住に関するアンケート


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月18日 (火)

秋の介護セミナー

10月14日付で、「SOMPOケアネクスト」のサイトの「お知らせ一覧」に次の情報が掲載されました。

秋の介護セミナー開催!

SOMPOケアネクスト

11月20日に開催される、「秋の介護セミナー」の案内です。
詳細は次のパンフレットの通り…
(画像をクリックするとパンフレットのPDFファイルを ご覧いただけます。)
Sompo_

「やさしくわかる認知症ケア」、とても興味深いのですが、東京での開催とのこと…
残念ですが、私は今回も見送り…
もっとも、参加するためには、応募してから抽選に通らないといけません。
私の意思で、どうのこうのというものではありませんね。

首都圏にお住まいで、「秋の介護セミナー」内容に興味があり、都合のつく方は応募されてはいかがでしょうか。
パンフレットで詳細をご確認の上、応募して下さい。

なお、念のためにSOMPOケアネクストの関連サイトにもリンクを張っておきますね。

SOMPOケアネクスト お知らせ一覧

秋の介護セミナー開催!

過去の記事より

異業種から介護業界への参入


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月17日 (月)

一人暮らし時に受けたいサービス

一昨日(10月15日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査のデータの中から、「一人暮らし時に頼りたい相手」について取り上げました。
この中で、「子ども・孫」の次に頼りたい相手になっていたのが、「民間のサービス」でした。
それでは、具体的にどのような「民間のサービス」を利用したいと考えているのでしょうか?

高齢社会に関する意識調査では、「一人暮らし時に受けたいサービス」に関して、 こんな質問をしています。

.老後に一人暮らしをする場合に、どのようなサービスがあるとよいですか。[3つまで]

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
そして、その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
一人暮らしをする場合に受けたいサービスとして、「通院、買い物等の外出の手伝い(51.1%)」、「洗濯や食事の準備などの日常的な家事支援(37.5%)」、「急病などの緊急時の手助け(37.8%)」が上位を占めました。

ただ、「男女別」、「年齢別」のデータを見ると、若干、傾向の違いが出ているような感じがします。
左のグラフが「男女別」、右のグラフが「年齢別」のデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2 Photo_3
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
男女別のデータを見ると、男性では、「洗濯や食事の準備などの日常的な家事支援」、「配食サービスの支援」、「健康管理の支援」を あげる割合が女性よりも高くなっています。
女性では、「通院、買い物等の外出の手伝い」、「ごみ出しや電球の交換などのちょっとした力仕事」、「急病などの緊急時の手助け」を あげる割合が男性よりも高くなっています。
男性が日常生活のアシスト、女性がイザという時のアシストを望んでいる傾向があるような感じがしました。

年齢別のデータでは、年齢が高くなるほど、何らかのサービスを受けたいと思う人が増える傾向があるようですね。
当然、といえば当然なのでしょうが…

そんな中で、80歳以上の6割を超える人が、「通院、買い物等の外出の手伝い」を受けたいサービスとしてあげています。
「配食サービスの支援」は、40代・50代と60歳以上で傾向の違いが出ていますね。
40代・50代では、2割強の人が受けたいサービスとしてあげていますが、60歳以上では、3割強に増えています。
「見守り・安否確認」、「急病などの緊急時の手助け」は年齢が高くなるほど、受けたいサービスとしてあげる人が増えています。

ところで、受けたいサービスの中に「介護」に関連するものがありませんよね。
どうやら この調査は、「介護」が必要になった場合を前提にしていないようです。
その前提で、「通院、買い物等の外出の手伝い」や「洗濯や食事の準備などの日常的な家事支援」のような、「生活援助」に関連するサービスが上位を占めているということは、「介護」が必要になった場合には、当然、必要なサービスになるということでしょう。
現在、議論されている介護保険制度の見直しでは、軽度要介護者(要介護1、2)に対する生活援助を介護保険の給付対象から除外する案が出ていますが、これが いかに残酷なことか想像できますよね。
一応、厚生労働省は除外せずに、継続する方針のようですが…

過去の記事より

軽度要介護者の介護保険の保険給付の縮小


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月16日 (日)

混合介護③

10月8日の投稿で、政府の「規制改革推進会議」の内容を伝える、「介護のニュースサイト Joint」の次の記事を紹介しました。

規制改革会議、主要議題に混合介護の弾力化
価格自由化の解禁を検討

介護のニュースサイト Joint

この記事には、「規制改革推進会議」で議長を務める大田弘子氏の、「高齢者の潜在的なニーズに応えるためにも、ルールの再考(介護サービスの価格自由化等)が必要」という趣旨の会見での発言が出ていました。

これに対して私は、「介護サービス価格自由化後の負担増に、全ての高齢者が耐えられるでしょうか?」と書いたのですが、先日、ケアマネジャーの会員サイト「ケアマネジメン ト・オンライン」に出ていた、「「介護保険外サービス」に対するケアマネジャーの意識調査」の中に、これに関連するデータがありましたので、今日はそのデータを紹介します。

調査概要は次の通りです。

  • 期 間:2016年8月1日~8月31日
  • 方 法:インターネット調査
  • 対 象:「ケアマネジメン ト・オンライン」の会員ケアマネジャー
  • 有効回答数:1,394名
さて、その関連するデータですが…
介護保険外サービスを利用しない理由のトップは、「経済的な理由」
ケアマネジメン ト・オンライン:「「介護保険外サービス」に対するケアマネジャーの意識調査結果」より)
です。
調査では介護保険外サービスを利用者支援に活用していないケアマネジャーに、その理由を聞いています。
その結果が次の通り…
経済的な理由で利用できない 55.9%
経済的には利用できるものの、本人・家族が希望しない 27.7%
地域に利用できるサービスがない 38.7%
内容や質に満足できるサービスがない 32.8%
サービスをつなぐことで業務の負担が増加する 14.4%
その他 2.8%
ケアマネジメン ト・オンライン:「「介護保険外サービス」に対するケアマネジャーの意識調査結果」より)
この結果、どう思われますか?
私は、随分多くの人が経済的な理由で、介護保険外サービスを利用できないんだ、と思いました。

もちろん、この調査結果は、要介護者の半数を超える人が経済的な理由で介護保険外サービスを利用できない、ということを示しているものではありません。
しかし、調査に回答したケアマネジャーの半数を超える人が、自分の担当する要介護者の中に、経済的な理由で介護保険外サービスを利用できない、と答えている訳ですから、経済的な理由で利用できない人が少なからず いらっしゃるのは、間違いないと思います。

このような状況で、もし、全ての介護事業者が利益を上げられそうな介護保険外サービスを優先するようになったら どうなるでしょう。
経済的に余裕のある要介護者は、充実した介護サービスを受けられるでしょう。
反面、経済的に余裕のない要介護者は、最低限必要な介護サービスも受けられない、ということに なりかねません。

私は「混合介護の弾力化 価格自由化」を否定するつもりはありません。
しかし、同時に経済的に余裕の無い高齢者を守るしくみも必要だと思います。
その様な しくみを ぜひ作っていただきたいと思います。

過去の記事より

混合介護②


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月15日 (土)

一人暮らし時に頼りたい相手

一昨日(10月13日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査のデータの中から、「老後の一人暮らしへの不安」について取り上げました。
そして、私は その投稿の最後に、「不安を解消するためには…月並みかもしれませんが、日頃の人間関係の構築が重要、ということになるのだと思います。」と書きました。

ところで、人間関係の構築が重要といわれても、誰との間に人間関係を作ったら良いのでしょうか?
つまり、老後 一人暮らしになって日常生活で困った時に、誰を頼りにしたら良いのかということです。

高齢社会に関する意識調査では、「一人暮らしになった時に頼りたい相手」に関して、 こんな質問をしています。

.老後に一人暮らしをする場合に、日常生活で困った時には誰に頼りますか。[2つまで]

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
そして、その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
老後 一人暮らしになって日常生活で困った時、頼りたい相手して、「子ども・孫」が 51.0%で、他を圧倒しています。
次に多いのが、「きょうだい・親戚」ではなく、「民間のサービス」で 24.1%となっています。
「きょうだい・親戚」に関しては 14.6%で、「地域のボランティア等のサービス(18.2%)」「いない(16.8%)」よりも少なくなっています。
「遠くの親戚よりも近くの他人」という感覚なのかと思ったりしましたが、次に ご覧いただく、「年齢別」のデータをみると、一概には言えないようですね。

それでは、「男女別」「年齢別」のデータを ご覧下さい。
左のグラフが「男女別」、右のグラフが「年齢別」です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2 Photo_3
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
男女別では、女性が「子ども・孫」「友人」「民間のサービス」で、割合が男性よりも高く、男性は、「いない」の割合が女性よりも大幅に高くなっています。
女性より男性の方が、人間関係の構築が上手くいっていない、ということなのだと思いますが、それにしては「近所の人」をあげる割合が、わずかに女性より男性が高くなっている…
私的には、不思議な感じがしないでもない…

年齢別では、年齢が高いほど「子ども・孫」「地域のボランティア等のサービス」をあげる割合が高く、年齢が低いほど「きょうだい・親戚」「いない」をあげる割合が高くなっています。

ところで、先ほど『「遠くの親戚よりも近くの他人」という感覚なのかと思ったりしましたが、次に ご覧いただく、「年齢別」のデータをみると、一概には言えないようですね。』と書きました。
年齢別のデータでは、年齢が低いほど「きょうだい・親戚」をあげる割合が高くなっています。
逆に言うと、年齢が高いほど「きょうだい・親戚」をあげる割合が低くなっている、と言うことになります。
この傾向は「友人」にも見られ、40代~60代は ほぼ同じなのですが、70代、80代と減っていきます。

このデータの意味するところは…
年齢が高くなるほど、「きょうだい・親戚」「友人」に頼りたくても、先立たれていて頼れないということ…
また、頼りたくても相手の健康状態等により、頼れないということ…
の可能性が高いと思います。

さて、今回のデータにより、老後の一人暮らしの不安を解消するために、努力しなければいけないことが、また見つかったような気がします。
それは、「民間のサービス」を利用するために必要なお金を貯めておくこと…
そして、「地域のボランティア等のサービス」に関する情報を集めること…
前者については、出来るだけ早くから始めた方が良いと思いますが、後者については慌てる必要はないかもしれません。
ただ、自分のためでなく、近所に住んでいる自分より年長の人のために情報を集めて、その人達に情報提供する、というのも良いかもしれません。
そこで集めた情報を自分の時に使えるかもしれませんし、そんな姿を見ていた若い人から助けてもらえるかもしれませんから…

過去の記事より

適切な準備


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月14日 (金)

ロボットスーツ②

10月2日付の「介護のニュースサイト Joint」に、こんな記事が…

ロボットスーツ「HAL」を脳卒中後の機能回復に
治験開始 筑波大「限界超えに期待」

介護のニュースサイト Joint

記事が掲載されてから、10日以上 経っています。
私にとって、とても大切な情報を危うく見落としてしまうところでした。

なぜ大切な情報なのか…
それは、私がロボットスーツに期待しているからです。
それも、今回 行われる治験の分野に!

私の父は、脳幹出血が原因の全身麻痺で寝たきりになりました。
脳幹出血は、脳幹部に深刻なダメージを受けますが、脳の機能には何ら問題がない場合があります。
ただ、全身が麻痺してしまった場合、傍から見ると植物人間にしか見えません。
そして、話をする機能を失ってしまった場合、自分の意思を伝えるすべは、ほほ皆無です。
中には努力されて、わずかに動く身体の部分でパソコンを使って意思表示をされたり、まぶたや眼球の動きで意思表示をされる人もいるようですが…
私も色々と試してみたのですが、ほとんど効果を得ることが出来ませんでした。

そんの時に、ロボットスーツの情報に接したのですが…
脳から出た筋肉を動かそうとする「信号」を読み取ってロボットスーツを動かし、身体の機能をサポートしてくれる!

オヤジにも使えるかもしれない!!

その時は本当ににそう思いました。
私の父は既に亡くなっていますので使うことは出来ませんが、脳卒中が原因で身体が麻痺してしまった人にとっては朗報だと思います。
ただ、今回の治験は脳卒中が原因で片麻痺のある人が対象ですから、私の父と同じ状態の人が使えるようになるのは、もう少し先になりそうです。
しかし、近い将来に大きな希望を持てる情報であることは間違いありません。

それでは筑波大学から公表されたニュースリリースを もとに治験の概要を少し…

この治験は通常の治療では十分な歩行能力の回復が得られない人を対象に、前観察期・治療期・後観察期の3期で行われます。

各期に行われる内容は次の通りです。

  • 前観察期

    通常の治療を行っても歩行速度(歩行能力)の十分な回復が得られず、回復が滞ってくる状態を確認

  • 治療期

    対象となる患者を HAL 治療群と従来治療群(対照群)に分ける

    • HAL 治療群では医療用 HAL®単脚モデルを利用したサイバニック治療

    • 対照群では従来の歩行に関する治療

    これらの治療を5週間に渡って施行

    治療期終了時に歩行速度を評価し、治療効果を確認

  • 後観察期

    従来治療を行い、治療効果の継続を確認

そして、この治験に参加するための基準ですが…
ニュースリリースによれば…

一次登録時(前観察期への参加登録基準)

  1. 脳血管障害(脳出血または脳梗塞)による片側運動麻痺(片麻痺)を有する方
  2. 本人による同意が可能な方
  3. 満18才以上の方
  4. 脳卒中発症後5ヶ月以内の方
  5. HAL®の装着が可能な方
  6. 治験期間中の入院が可能な方

二次登録時(治療期への参加登録基準)

  1. 前観察期の最終の 10m 最大歩行速度が 30-60 m/min の方
  2. 前観察期の治療を行っても十分な歩行能力の回復が滞ってきた方(プロトコールの基準によって判定する)

その他にも選択・除外基準があります。

筑波大学
 脳卒中後の歩行能力回復を目的とする「医療用 HAL®単脚モデル」の医師主導治験を開始
 ~医療機器承認とサイバニック治療の拡大に向けて~
より)

とのこと…
条件に合致される方は、参加を検討されてはいかがでしょうか?

なお、今回の治験は次の医療機関で実施される予定です。

  1. 筑波大学附属病院【茨城県つくば市】
  2. 茨城県立医療大学付属病院【茨城県稲敷郡阿見町】
  3. 国立病院機構新潟病院【新潟県柏崎市】
  4. 福岡大学病院【福岡県福岡市】
  5. 志村大宮病院【茨城県常陸大宮市】
  6. 筑波記念病院【茨城県つくば市】
  7. 福岡リハビリテーション病院【福岡県福岡市】

その他 詳細については、筑波大学の次のニュースリリースをご覧下さい。

脳卒中後の歩行能力回復を目的とする「医療用 HAL®単脚モデル」の医師主導治験を開始
~医療機器承認とサイバニック治療の拡大に向けて~

過去の記事より

ロボットスーツ

父の誕生日②


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月13日 (木)

老後の一人暮らしへの不安

一昨日(10月11日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査のデータの中から、「老後の不安」について取り上げました。
そのデータによれば、多くの人が不安を感じていることは、「健康上の問題」でした。
そして、私は この投稿の中で、「健康上の問題」を不安だと感じる理由として、一人暮らしの高齢者が増えていることが原因ではないか、というようなことを書きました。

実は、高齢社会に関する意識調査では、「老後の一人暮らし」に関して、 こんな質問をしています。

高齢者の単身世帯が増えていますが、老後に一人暮らしをすることになった場合に不安はありますか。

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
そして、その結果が次のグラフです。
(左のグラフが調査対象となった全年齢、右のグラフが年齢別です。グラフをクリックすると拡大します。)
Photo Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
8割以上の人(「大いに不安(39.9%)」「やや不安(41.8%)」)が、老後の一人暮らしに不安を感じています。
年齢別にみると、年齢が低いほど「大いに不安」の割合が高くなっています。

調査では、「大いに不安」・「やや不安」と回答した人に、その理由を尋ねているのですが…
その結果が次のグラフです。
(左のグラフが調査対象となった全年齢、右のグラフが年齢別です。グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_3 Photo_4
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
不安な理由として特に多かったのが、「病気になったときのこと(79.7%)」と「寝たきりや身体が不自由になり、介護が必要になったときのこと(79.1%)」です。
やはり、「健康上の問題」ですね。

次に多いのが、「買い物など日常生活のこと(43.5%)」です。
これは、「買い物難民」とか「コンビニ難民」のことなのでしょうか。
コンビニ難民」に関しては、前にこのブログで取り上げたことがありますが、全国の高齢者の約6割が「コンビニ難民」だと言われています。
こうした状況を解消するためには、民間の力には限界があると思います。
行政の何らかの対応が必要でしょう。

年齢別にみると、年齢が低い層で、「病気になったときのこと」をあげる割合が高く、年齢が高い層では、「買い物など日常生活のこと」や「日常会話をする相手がいないこと」をあげる割合が高くなっています。
これは、年齢が低い層では漠然としたことを不安として、年齢が高い層では現実の問題として不安に感じていることをあげているのだと思います。

ただ、70代では「寝たきりや身体が不自由になり、介護が必要になったときのこと」を挙げている人の割合が高くなっています。
おそらく、急激な体の衰えなどを感じる時期になると思われますので、「寝たきりや身体が不自由になり、介護が必要になったときのこと」を身近な問題として意識するのではないかと思います。

それでは、こうした不安を解消するためには、どうしたら良いのでしょうか。
月並みかもしれませんが、日頃の人間関係の構築が重要、ということになるのだと思います。

過去の記事より

孤立死(孤独死)を防ぐ?


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月12日 (水)

軽度要介護者の介護保険の保険給付の縮小-2つの報道

10月7日付の中日新聞の医療・健康情報サイト、「つなごう医療 中日メディカルサイト」に次の記事が掲載されました。

「生活援助」給付継続へ
介護保険 軽度者向け除外先送り

つなごう医療 中日メディカルサイト

そして、今日(10月12日)の「医療介護CBnews」には次の記事が…

要介護1・2の人への給付「削減しないで」-
在宅福祉・介護フォーラム実行委が要望

医療介護CBnews

ともに軽度要介護者の介護保険の保険給付の縮小に関する記事なのですが、「つなごう医療 中日メディカルサイト」の記事には、厚生労働省の考えが、「医療介護CBnews」の記事には、財務省の考えが出ています。
そして、それぞれの記事を見る限り、両者の考えは正反対の方向を向いているようです。

まず、「つなごう医療 中日メディカルサイト」の記事から…
記事によれば…

厚労省は財務省の求めで「要介護1、2」(計223万人)向けの生活援助を保険から除外し、市区町村の事業に移すことを検討してきた。しかし、より軽度の「要支援1、2」を対象とした訪問介護と通所介護を市区町村に移行中のため「まずは移行を着実に進め、検証した上で検討するべきだ」と判断した。

介護保険の枠内にとどめ、要介護度に関係なく報酬を下げることで対応したい考えだ。人員基準などの要件を緩和し、低コストでサービス提供できるようにして、事業者に理解を求める。

つなごう医療 中日メディカルサイト
「生活援助」給付継続へ 介護保険 軽度者向け除外先送り』より)

とのこと…

厚生労働省としては、財務省が求めている、「要介護1、2」に対する生活援助を介護保険から除外し、市区町村への事業の移行を行う前に、現在、市区町村への移行中の「要支援1、2」を対象とした訪問介護と通所介護の移行を終わらせ、この結果を検証した上で検討すべきという考えのようです。
財務省が求めている案の対案として、介護報酬の引き下げを考えているようです。

一方、「医療介護CBnews」の記事に出ている財務省の考えは…
記事には、「東京在宅福祉・介護フォーラム実行委員会」の要望に対する財務省主計局の守屋貴之主査の意見が出ています。

給付がどんどん増える中で、一部見直せるところは何かを1つ1つ点検させていただき、給付の適正化や負担の見直しを検討させていただく時期に来ているというのがわれわれの問題意識だ

医療介護CBnews
『「要介護1・2の人への給付「削減しないで」-  在宅福祉・介護フォーラム実行委が要望』より)

財務省としては、「給付の適正化や負担の見直し」は譲れないという考えのようですね。

厚生労働省財務省、それぞれの意見が明らかに違っています。
果たして、これから どうなるのでしょうか?
厚生労働省の案に、「介護報酬の引き下げ」があることから、制度見直しの結論を出す年末まで、介護業界を巻き込んだ議論になりそうです。
もちろん、これまで軽度要介護者の介護保険の保険給付の縮小に反対してきた介護保険サービスの利用者からも、さらに色々な意見が出ることでしょう。

目が離せない状況になってきました。

過去の記事より

介護保険-負担のあり方


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月11日 (火)

老後の不安

多くの人が、老後に何らかの不安を感じていると思います。
では、世の中の人が どの様なことに不安を感じているのか…
気になりませんか?

このところ、高齢者に関する色々なデータを紹介している、厚生労働省高齢社会に関する意識調査で こんな質問をしています。

あなたにとって、老後に不安が感じられるものは何ですか。[3つまで]

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
そして、その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
73.6%の人が、「健康上の問題」を 60.9%の人が、「経済上の問題」を老後に不安だと答えています。
「健康上の問題」は、医療・介護に関連すること、「経済上の問題」は、年金に関連すること…
どちらも社会保障に関連する問題です。
老後の不安を少なくするためには、社会保障の充実が不可欠ということなのでしょうか。

それでは、老後に不安だと考えていることは、年齢別で どのような違いがあるのでしょう。
次のグラフが その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
全ての年齢層で、「健康上の問題」を挙げている人が7割を超えています。
「健康上の問題」は社会保障に関連するものだけでなく、自分が病気になったり、介護が必要になった時、誰に頼るのか…
要するに、誰が身の回りの世話などをしてくれるのか、ということに不安を感じている人が、少なからずいらっしゃると思います。
一人暮らしの高齢者が増えていますからね。
もちろん、病気や介護が必要な状態に漠然とした不安を感じている人もいると思いますが…

「経済上の問題」は、40代、50代で7割を超えているのですが、60代では 53.4%、70代では 48.4%、80代では 45.7%となっており、年齢が高くなるほど不安だと感じている人が減っていきます。
この結果の意味することとして考えられるのは…

これから年金を貰う世代では、年金がいくらもらえるか明確でないため、年金や自分の蓄えで老後の生活が成り立つかどうか分からず、不安だと感じる人が多くなるのでしょう。
既に年金を貰っている世代で、年金や自分の蓄えで生活が成り立っていて、先行きの見通しが立っている人は、不安だとは あまり感じないでしょう。
既に年金を貰っている世代でも、年金や自分の蓄えで生活が成り立たず働いていたり、先行きの見通しが立たない人は、引き続き不安だと感じるでしょう。

だから、このような結果になったのだと思います。

あと興味深いのが、70代で「生きがいの問題」を老後の不安に挙げいる人が、他の年齢層より多くなっていることです。
70代になると「生きがいの問題」を不安と感じる人が増えるのか、それとも現在の70代の価値観として、「生きがいの問題」を不安と感じる人が多くいるのか、いささか気になります。

いずれにしても、老後の不安を少なくするためには、国や地方自治体の制度がどうなっているのか、地域と高齢者との関わりがどうなっているかなどを知った上で、自分で どの様な準備をしなければいけないかを考えなければいけないと思います。
そして、その準備は早くから始めた方が良いと思いますし、国や地方自治体の制度が変われば それに対応して準備の仕方を変える必要があると思います。
不安のない老後を過ごすためには、それなりの努力が必要なのです。

過去の記事より

将来の日常生活への不安


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月10日 (月)

長寿者の生活スタイル

今日(10月10日)付の日刊ゲンダイDIGITALに、次の記事が掲載されました。

長寿研究の第一人者が見た 「百寿者」7つの生活スタイル

日刊ゲンダイDIGITAL

100歳を超えた方の生活スタイルを紹介した記事です。
そして、私はこの記事に次のツイートをしました。

記事で紹介されていた、「7つの生活スタイル」の見出しを羅列したのですが…
それぞれの項目の詳細は、ぜひ、記事をご覧いただきたいと思います。

ところで、昨日の続きという訳ではありませんが、このツイートに出てきた項目と、昨日の投稿の「健康寿命を延ばすには?」で紹介した、「健康寿命を延ばすために重要なこと」に出てきた いくつかの項目と似た内容になっていますよね。
ある意味、当然のことなのですが、重要なこととも感じましたので、改めて取り上げさせていただきます。

例えば、①と②は「健康寿命を延ばすために重要なこと」に出てきた、「バランスのよい食事」に つながる内容ですよね。
また、③と⑤は「適度に運動をすること」に つながる内容です。
そして、⑥は「家族や友人との交流」の延長線上にあるといえるでしょう。
④と⑦は「健康寿命を延ばすために重要なこと」に該当する項目はありませんでしたが、前にこのブログで取り上げた、「日本老年学的評価研究(JAGESプロジェクト)」の「ポジティブ感情で認知症リスクが半減」につながるような気がします。

結局、長寿者の生活スタイルは、健康な毎日を過ごす上で重要ですし、介護が必要にならないために不可欠であるともいえます。
昨日も書きましたが、それぞれの項目を出来るように心がけ、一日でも長く健康に過ごしたいですよね。

過去の記事より

介護が必要になる原因の分析


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 9日 (日)

健康寿命を延ばすには?

介護に必要な費用を減らす方法の一つに、健康寿命を延ばし、平均寿命と健康寿命の差を縮める、ということがありますが、では、健康寿命を延ばすためには何をしたら良いのでしょうか?
また、世間の人は健康寿命を延ばすために、どのようなことが重要だと考えているのでしょうか?

先日紹介した、厚生労働省高齢社会に関する意識調査で、こんな質問をしています。
.ご自身の健康寿命(※)を延ばすためにどのようなことが重要だと思いますか。[3つまで]
※「健康寿命」とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
そして、その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
半数を超える人が、健康寿命を延ばすために重要だと考えていることとして、「適度に運動をすること(61.9%)」「休養や睡眠を十分にとること(58.3%)」「バランスのよい食事や家族・仲間と食事を取るなどの孤食を防ぐこと(51.8%)」を挙げています。
健康を維持する上で、オーソドックスなものが上位を占めていますね。

ずっと一人暮らしをしている私にとって、「家族・仲間と食事を取るなどの孤食を防ぐこと」はハードルの高いことだと思いますが、逆にこれを解消するしくみが出来たら、などと思ったりします。

あと、個人的に注目したのが、「健康診断の受診など自己の健康状態の把握」を重要と考えている人が、3割弱いらっしゃること…
「回答は3つまで」となっているので、重要と考えている人の割合が3割弱にとどまったものと思われ、回答に制限が無ければ、もっと高い数値になっていた可能性が高いと思います。
つまり、「自己の健康状態の把握」が必要だと考えている人が、多くいらっしゃるわけですから、その様な機会を多く作る必要があるのだと思います。
また、健康診断の内容も、世代に応じた内容にする必要があると思います。
(現状、その様になっているようですが、まだまだ不十分だと思います。)

それでは、健康寿命を延ばすために重要だと考えていることは、男女別で どのような違いがあるのでしょうか?
次のグラフが、その結果です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
男女別の違いとして、男性では、「休養や睡眠を十分にとること」が多く、女性では、「バランスのよい食事や家族・仲間と食事を取るなどの孤食を防ぐこと」「家族や友人との交流」「身の回りのことを自分ですること」「文章を書く・読む、ゲームをする、脳トレなどにより知的行動習慣をつけること」が多くなっています。
また、「特にない」と答えた人が男性で多くなっているのも、「いかにも」という感じがします。

いずれにせよ、「明るい老後」を一日でも長く過ごすためには、健康寿命を延ばすことが重要です。
この意識調査で、健康寿命を延ばすために重要として上位に出てきたものは、健康を維持する上で、「基本中の基本」と言えるものばかりです。
それぞれの項目を出来るように心がけ、一日でも長く健康に過ごしたいですよね。

過去の記事より

平均寿命と健康寿命の国際比較2016


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 8日 (土)

混合介護②

10月6日付で、「介護のニュースサイト Joint」に次の記事が掲載されました。

規制改革会議、主要議題に混合介護の弾力化
価格自由化の解禁を検討

介護のニュースサイト Joint

政府の「規制改革推進会議」について伝える記事です。
記事によれば

…議長を務める大田弘子元経済財政担当相(政策研究大学院大学教授)は会見で、「介護をより厚みのあるマーケットに育てていく。いろいろなサービスを購入できるようにしたい」との意向を表明…「今の仕組みではサービスを充実させると保険料が上がってしまう。つまり制約がかかっている」と問題を提起。「高齢者の潜在的なニーズに応えられないし、このままでは現場で働く職員の給与も増えていかない」と語り、ルールの再考が必要との認識を示した…

介護のニュースサイト Joint
規制改革会議、主要議題に混合介護の弾力化 価格自由化の解禁を検討」より)

とのこと…

規制改革推進会議 議長の大田弘子さんの おっしゃること正論だと思います。
現在の介護保険制度は様々な問題が生じており、現状のままで こうした問題を解決するためには、負担を増やすか、給付を削るしか方法はない、という意見が大勢を占めています。
また、色々な介護サービスが出来ることで、介護サービスの利用者である高齢者の選択肢が増えることも良いことだと思います。
そして、価格の自由化により、現在の介護報酬よりも高い報酬を得られる可能性が出てきますから、低賃金に喘ぐ介護業務従事者の待遇改善につながるかもしれません。

しかし、介護サービス価格自由化後の負担増に、全ての高齢者が耐えられるでしょうか?
生活保護を受ける高齢者世帯は、毎月着実に増えています。
(表をクリックすると拡大します。)
H28
また、自己負担分を負担しきれないために、介護サービスの利用を控えている人もいらっしゃる、ということも聞きます。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「平成27年度 介護給付費等実態調査の概況」より)
さら、価格の自由化によりサービスの内容が複雑になった場合、その内容を理解できない高齢者も出てくることでしょう。

このような人達をいかにして守るか…
混合介護を行う上で、必要不可欠なしくみだと考えます。
規制改革推進会議では、その辺りのことも しっかりと議論していただきたいと思います。

過去の記事より

混合介護


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 7日 (金)

2016年1-9月「老人福祉・介護事業」の倒産状況

本日(10月7日)付で東京商工リサーチのサイトに、次の情報が掲載されました。

2016年1-9月「老人福祉・介護事業」の倒産状況

東京商工リサーチ

今年の1月~9月までの「老人福祉・介護事業」の倒産状況を伝える情報です。
東京商工リサーチの情報によれば、今年の1月~9月までの「老人福祉・介護事業」の倒産件数は77件発生しており、2000年に介護保険法が施行されてから最多の件数を記録した、昨年一年間の倒産件数(76件)を上回っているとのこと…

2005年以降の「老人福祉・介護事業」の倒産件数の推移は次の表の通り。
(表をクリックすると拡大します。)
201619

8月の このデータを見た段階で、今年も前年の倒産件数を上回る可能性が高いと思っていましたが、まさか9月に上回るとは思いませんでした。
8月までの倒産件数が 62件でしたので、9月ひと月で 15件倒産したことになります。
つまり、2005年一年間の倒産件数と同じ件数の倒産が、9月ひと月であったということです。
9月の倒産件数が いかに多かったか…
当然、今年の4月から始まった前年同月の倒産件数を上回る状況は続いています。

倒産した老人福祉・介護事業所の主な事業形態と件数は次の通りです。
通所・短期入所介護事業 32件 (前年同期 23件)
訪問介護事業 32件 (前年同期 23件)
有料老人ホーム 7件 (前年同期 2件)

また、倒産した事業所のうち、設立から5年以内の事業者の倒産が全体の 46.7%に当たる 36件、従業員数5人未満小規模事業者の倒産が全体の 68.8%に当たる 53件となっています。

倒産の原因としては、販売不振が 51件となっており、昨年4月の介護報酬の引き下げによる収益の減少、事業規模に見合った人材を確保できず、思うような収益をあげられない状況が続いているものと思われます。
さらに、現在、議論されている介護保険制度の将来像からすると、これからも介護事業所にとって厳しい状況が続く可能性は高いと思われます。

その様な状況を考えると、私には これから先の日本の介護に、明るいものが何も感じられません。
一体どうなるんでしょうね?

過去の記事より

2016年1-8月「老人福祉・介護事業」の倒産状況


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 6日 (木)

高齢者の年齢定義

一昨日(10月4日)、厚生労働省より高齢社会に関する意識調査が公表されました。
この調査は、高齢社会に対する意識の世代・地域・所得ごと等の傾向を把握し、高齢社会を克服するための論点や方向性を浮き彫りにすることを目的に行われました。
また、厚生労働白書及び今後の制度検討の基礎資料として活用することも目的としています。
全国の40歳以上の男女3,000人が調査に参加しています。

とても興味深い内容なので、これから この中のデータを時々紹介していこうと思っていますが、今日は法律など行政関係では、通常、65歳以上としている高齢者の定義を世の中の人は何歳以上を高齢者と考えているかを まとめたデータを紹介します。
次のグラフが そのデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
7割の人が60代は高齢者ではない、と考えているようですね。
一番多いのが70歳以上で41.1%、次が65歳以上で20.2%、75歳以上が16.0%と続きます。
もっとも、60歳以上を高齢者と考えている人も1割近くいらっしゃいます。

実は、他にも高齢者の定義に関する世論調査があります。
このブログで何度か取り上げたことがある、内閣府が平成26年に行った、高齢者の日常生活に関する意識調査です。

こちらは、調査対象が60歳以上ということ だからでしょうか、いささか違う結果が出ています。
次のグラフが そのデータなのですが…
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
内閣府:「平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査結果」より)
一番多いのが70歳以上という点では変わりないのですが、次に多いのが75歳以上となっています。
そして、3番目が80歳以上となっており、厚生労働省高齢社会に関する意識調査より、高齢者として定義する年齢が高くなっています。

また、内閣府高齢者の日常生活に関する意識調査では、平成11年からの調査結果の推移が出ているのですが、年を追うごとに、70歳以上を境として、下の年齢は減少し、上の年齢は増加しています。
おそらく、高齢化の進展と元気な高齢者が増えていることが原因だと思います。

今後、同様の調査を行った場合、高齢者の年齢定義が、さらに上がる可能性は否定できませんよね。
そして、国民のこうした意識が、年金支給開始年齢の引上げなど、高齢者に対する施策に影響を及ぼすのではないかと思います。

過去の記事より

平成27年簡易生命表


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 5日 (水)

被保護者調査(平成28年7月分概数)より

本日(10月5日)、厚生労働省より平成28年7月分の生活保護の被保護者調査(概数)が公表されました。

7月も6月と同じように、被保護実人員は減少しましたが、被保護世帯は増加しました。
(表をクリックすると拡大します。)
H2807
高齢者の単身世帯で生活保護を受ける世帯は、7月も増えています。

今年度に入ってからの「世帯類型別現に保護を受けた世帯数」の推移は次の通りです。
(表をクリックすると拡大します。)
H28

今年度に入ってからの「扶助の種類別扶助人員」の推移は次の通り…
(表をクリックすると拡大します。)
28
介護扶助を受けた方の人数は、今年になって一番大きな増え方をした6月を やや下回りました。

65歳以上の人口の増加状況と高齢者被保護世帯の比較は次の通りです。
(表をクリックすると拡大します。)
H28_2

平成27年7月から平成28年7月の65歳以上の人口の増加率は2.44%でした。
そして、この間の高齢者被保護世帯の増加率は4.36%です。
5月の高齢者被保護世帯の増加率が4.78%、6月が4.53%でしたので、高齢者被保護世帯の増え方は、緩やかになってきているといえますが、人口の増加率を上回っている状況は変わりません。

これからも この数値は注視していきたいと思います。

なお、厚生労働省の関連サイトにリンクを張っておきます。

ぜひ一度ご覧ください。

被保護者調査(平成28年7月分概数)

過去の記事より

被保護者調査(平成28年6月分概数)より


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 4日 (火)

この特殊詐欺、悪質だと思う…

今日(10月4日)、国民生活センターのサイトに次の注意喚起情報が掲載されました。

百貨店を名乗る不審な電話に気をつけて!

国民生活センター

同時に次のリーフレットも公表されました。
(リーフレットの画像をクリックするとpdfファイルをご覧いただけます。)

263

特殊詐欺に関する注意喚起情報です。
これまで国民生活センターのサイトに掲載された特殊詐欺に関する注意喚起情報は、いくつも紹介してきましたが、今回の情報は個人的に とても悪質だと感じています。
最初の電話が百貨店から、ということだからでしょか?
ついつい、騙されてしまいそうです。
ですから、絶対に騙されないように注意していただきたいと思います。

リーフレットに書かれているように、百貨店から「あなたのクレジットカードが別の人に利用されている」などと、電話が かかってくることなど ありえませんし、金融機関等の関係者が電話で暗証番号を聞くこともありません。
そもそも、暗証番号やパスワードなどは、絶対に他人に教えてはいけません。

くれぐれも、お気をつけ下さいね。

過去の記事より

東京オリンピック便乗詐欺


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 3日 (月)

ごっくんチェッカー

平成27年の人口動態統計によれば、日本人の死亡原因で肺炎は第3位(男3位、女5位)…
この中には、「誤嚥」を原因として起こる、「誤嚥性肺炎」で亡くなられた方が少なからずいらっしゃるはずです。
そして、「誤嚥」の主な原因が、食べ物や飲みものを上手く飲み込めない「嚥下障害」…
つまり、嚥下機能が正常かどうかを定期的に確認することが、誤嚥性肺炎を減らすためには重要であるといえます。

さて、シルバー産業新聞社が運営する「Care-news.jp(ケアニュース)」に、今日(10月3日)付で次の記事が掲載されました。

ハッピーリス 音で嚥下評価を行う「ごっくんチェッカー」

Care-news.jp(ケアニュース)

東京にある株式会社ハッピーリスという会社が開発した、「ごっくんチェッカー」という製品が、注目されているという内容の記事なのですが…

早速、株式会社ハッピーリスサイトを確認してみました。
サイトに掲載されていた製品紹介によれば…

食事介助は「目と耳でよく観察」の声からうまれた、飲みこみの音を聞きやすくした集音器です。東京医科歯科大学などの現場でテストをして改良を重ねました。
嚥下音を聞くことで高齢者に「安心」、「スムーズ」な食事介助を。

(「株式会社ハッピーリスweb siteより)
とのこと…
要するに、食べ物を飲み込んだ時の音を増幅し、聞き取りやすくすることで、食べ物の飲み込みが行われたことを確認しやすくするための機器のようなのですが、株式会社ハッピーリスのサイトの情報だけでは、今ひとつ製品の良さが伝わってきませんでした。

そこで、さらに調べてみると、ごっくんチェッカーの代理店をしている、株式会社リザービアという会社を発見!
こちらのサイトには、さらに詳細な情報が出ていました。

嚥下障害や誤嚥性肺炎が心配な高齢者のためのごっくんチェッカー

音を拾うセンサー(マイク)を のど仏の上または下で、中央より やや外側の位置に装着…
センサーをスピーカにつなぐことで、食べ物を飲み込んだ時の音や呼吸の音の状態が聞き取りやすくなります。
また、センサーが周囲の音を拾わないので、静かな場所でなくても使用することが可能です。
株式会社リザービアサイトには、実際に使っている動画が掲載されていますが、飲み込んだ時の「ごっくん」という音が しっかり聞き取れますよ。

食事介助は、株式会社ハッピーリスサイトにもあるように、「目と耳でよく観察」することが とても重要なようですね。
目で観察するのは のど仏の動き、耳で観察するのは食べ物を飲み込んだ時の かすかな音…
注意深く対応しないと見逃してしまいそうです。
正直なところ、誰にも簡単に出来ることではないような気がします。
しかし、ごっくんチェッカーを使うことで、その辺りの問題は解消しそうですね。
これは、なかなか良い製品だと思いました。

ただ、問題が一つ…
株式会社リザービアサイトを見る限り、ごっくんチェッカーの価格は 105,840円(消費税込)…
個人で買うには、チョットお高いような気がします。
利用者が増え、量産化により価格が下がることを期待します。

過去の記事より

嚥下機能の確認


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 2日 (日)

一体、何を信じたら いいのやら…

昨日は高齢者が感じている、「健康や病気に対する不安」について書きました。
そして、「健康や病気に対する不安」を感じている人の多くは、何らかの対策をされているのでは、ということを書きました。

既に何らかの症状が出ている人の場合、主治医などの指示に従うことが重要になってくると思いますが、何も症状がない人の場合、対策としてサプリメントなどを摂取する人が、少なからず いらっしゃるのではないかと思います。

そんな状況を裏付けるようなデータが、「統計トピックスNo.97 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)」に出ていましたので紹介します。
下のグラフが、そのデータなのですが…
世帯主の年齢階級別1世帯当たりの年間支出金額
及び消費支出に占める割合

(平成27年:二人以上の世帯)
Photo
総務省統計局:「統計トピックスNo.97 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)」より)

世帯主の年齢が高くなるほど、サプリメントなどの「健康保持用摂取品」への年間支出金額が高くなっています。
おそらく、年齢が高くなると食が細くなり、必要な栄養を効率よく摂ろうという意識が働くからではないかと思われます。
そして、「健康に気を配っている」ということなのだと思います。

ところで、そんな「健康に気を配っている」人達を裏切るような出来事が最近ありました。
既に、ご存知かもしれませんが、ある事業者が販売していたトクホ(特定保健用食品)商品に、必要な成分が表示通りに含まれていなかったため、トクホの許可が取り消されました。
これを きっかけに、トクホの許可を受けている全ての商品について、必要な成分が表示通りに含まれているか どうかの調査が行われることになりました。
ところが、トクホの許可に関連して、消費者庁のずさんな管理体制も明らかになってきました。
詳細については、次の日刊ゲンダイDIGITALの記事をご覧いただきたいのですが、消費者庁長官曰く、「現制度では企業の良識に期待せざるをえない」とのこと…
性善説も大切だと思いますが、被害をこうむるのは消費者です。
消費者を守るべき省庁である消費者庁で起きたことだけに大変残念です。

慌てて全商品調査
“トクホの嘘”スルーした消費者庁の大罪

日刊ゲンダイDIGITAL

一体、何を信じたら いいのやら…

過去の記事より

高齢者に必要な栄養


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 1日 (土)

健康や病気に対する不安

健康や病気に対する不安は、どなたでも少なからず持っていると思います。
それでは、具体的にどのようなことに対して不安を持っているのか…

今日は前に紹介したことがある、内閣府が平成26年に行った、「高齢者の日常生活に関する意識調査」という調査の中から、高齢者が感じている「健康や病気に対する不安の具体的な内容」に関するデータを紹介したいと思います。

下のグラフが そのデータなのですが、これは「高齢者の日常生活に関する意識調査」の中で、「将来の日常生活への不安」について尋ねたところ、「自分や配偶者の健康や病気のこと」と答えた人 2,631人に対して、更に、「どのようなことに不安を感じているか」と尋ねた結果です。
※「高齢者の日常生活に関する意識調査」の調査対象は、全国の 60歳以上の男女 6,000人で、有効回収数 3,893票でした。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
内閣府:「平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査結果」より)

「健康や病気に対する不安」を感じている人のうち半数を超える人が、「体力の衰え」、「認知症」に不安を感じています。

「体力の衰え」に関しては、歳を重ねれば、誰だって少なからず感じるでしょうから、多いのは分かります。
「認知症」に関しては、身近に認知症の人が いらっしゃるから感じるものなのでしょうか、原因や治療法が明確でないことに対する不安なのでしょうか、認知症に罹患する割合からすると、少し多いような気がしないでもありません。

以下、「がん」、「高血圧」、「糖尿病」、「目や耳の病気」、「脳卒中」、「心臓病」と続きます。
ただ、「健康や病気に対する不安」を感じている人の多くは、何らかの対策をされていることと思います。
ですから、結果的に何事もなく過ごせたり、何らかの症状がある人でも、症状を悪化させずに済んだり、また、症状の進み方を緩やかに出来るような気がします。

逆に、「健康や病気に対する不安」を感じていない人の方が怖いような気がします。
おそらく私の父が、「健康や病気に対する不安」を感じていなかったと思われるので、そんな気がするのですしょう。
やはり、ある程度の年齢になったら、自分の身体と向き合う必要があるんでしょうね。

と、偉そうなことを書いている、私自身が何もしていないのですから…
自戒の意味を込めて、生意気なことを書きました。
くれぐれも、お体を大切に!

過去の記事より

将来の日常生活への不安


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »