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2016年10月24日 (月)

要介護度の軽度化

10月21日付の「医療介護CBnews」に次の記事が掲載されました。

「要介護度改善にインセンティブを」- 諮問会議で民間議員が提言

医療介護CBnews

10月21日に行われた、経済財政諮問会議について伝える記事です。
今回の会議で民間の有識者議員から提言があったのですが、その中に介護が必要な人の要介護度の改善に成果があった保険者や、要介護度を改善した事業者に対して、インセンティブをつける案が示されていました。

要介護度の改善…

つまり、要介護度が軽くなることなのですが…
要介護度は特別なことをしなければ、年齢が高くなるにつれ重くなる傾向があると思われます。
リハビリなどを されている人でも、現在の状況を維持できれば「御の字」、ということを聞いたことがあります。
ですから、要介護度を軽くするためには、相当頑張らなければいけないと思います。
しかし、決して不可能なことではありません。

その辺りのことは、厚生労働省が毎年公表している、「介護給付費実態調査」の「要介護(要支援)状態区分別にみた年間継続受給者数の変化別割合」を見れば分かります。
「要介護(要支援)状態区分別にみた年間継続受給者数の変化別割合」は、一年前に比べ、要介護度が重くなった人、そのまま維持した人、軽くなった人、それぞれの割合を示したもので、次のグラフが 平成27年度のデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「平成27年度 介護給付費等実態調査の概況」より)
一年前との比較ですので、多くの人が前年の要介護度を維持しています。
それでも、3割程度の人に要介護度の変化が見られます。
そして、要介護度を軽くされた方が、どの要介護度にもいらっしゃいます。

もし、要介護度を軽くすることが可能ならば、介護保険の給付を受けている人、全てが要介護度を軽くすることを目指したらどうか、などと思ったりします。
要介護度が軽くなることで、QOLが上がるでしょうから…
そして、究極の目標は介護保険のお世話にならなくても済む様になること!

夢物語のように思えるかもしれませんが、こんな記事もあります。

4割以上が介護保険“卒業” 和光市が行う無料支援とは

dot.ドット 朝日新聞出版

この記事で、介護保険“卒業”とは、要介護度が軽くなって介護保険の給付を受けなくなること…
つまり、介護保険のお世話にならなくても済む様になることです。
夢物語が現実に起きているのです。
そして、この記事で紹介されている和光市の取り組みは、経済財政諮問会議の民間有識者議員から提言の中でも、「地域包括ケアの優良事例」として全国に普及させるべき、としています。


今回、経済財政諮問会議に出された提言…
もし、実現すれば介護保険制度のあり方が大きく変わるでしょう。
これまで、要介護者を「いかに お世話するか」ということが中心だった制度が、「いかに お世話しないか」という方向に変わるような気がします。

これにより、介護が必要な人が切り捨てられる、という方向を向いてしまってはいけませんが、QOLを上げるための要介護度の軽度化に繋がるのであれば大いに歓迎です。

今後どのようになるのか、注目していきたいと思います。

過去の記事より

介護保険料の少ない地域をヒントに?

CI療法


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