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2016年11月 4日 (金)

地域の「支え合い・助け合い」に参加したくない理由

一昨日(11月2日)、厚生労働省高齢社会に関する意識調査に出ていた、「地域で困っている人がいたらあなたは、助けようと思いますか。」という質問について取り上げました。
そして、7割近くの人が、「積極的に助けようと思う」、「助けようと思う」と答えていらっしゃることに、少し安心した私でした。

ただ、僅かな人ですが、「あまり助けようと思わない」、「助けようと思わない」と答えていらっしゃいます。
なぜ、その様に思われるのか…
実は、高齢社会に関する意識調査では、「あまり助けようと思わない」、「助けようと思わない」と答えた人にその理由を尋ねています。
その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)

この結果に対して、高齢社会に関する意識調査では…

「ふだん付き合う機会がないから(54.1%)」「あまりかかわりをもちたくないから(32.4%)」が上位であり、地域とのかかわりが薄いことが原因であると考えられる。

厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)

としています。

ただ、この二つの理由、確かに地域とのかかわりが薄いことが原因であると考えられますが、その意味は正反対ではないでしょうか。
「ふだん付き合う機会がないから」と答えている人は、地域の支えあい・助け合いに参加することに否定的ではない可能性が高いと思いますが、「あまりかかわりをもちたくないから」と答えている人は否定的なのだと思います。
そして、否定的な人を地域の支えあい・助け合いに参加させるのは、難しいことだと思います。

では、なぜ、「あまりかかわりをもちたくないから」という風に考えていらっしゃるのか…
年齢別のデータを見ると、そんな風に考える様になる過程が何となく見えてくるような気がします。
次のグラフが そのデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:「高齢社会に関する意識調査」より)
どの年代も、「ふだん付き合う機会がないから」が一番多いのですが、年代によって割合にばらつきがあります。
特に40代と60代の割合の低さが目立ちます。
想像するに、40代の場合は子供の学校の関係や子供会などで、ふだん付き合う機会があるのだと思います。
そして、子供の成長とともに、ふだん付き合う機会がなくなる…
したがって、50代で「ふだん付き合う機会がないから」の割合が高くなるのでしょう。

では、60代で「ふだん付き合う機会がないから」の割合が低くなる理由は…
こちらも私の想像ですが、リタイア後に地域活動に積極的になるのではないかと思います。
そして、歳が進むにつれて、「ちょっとした人間関係の行き違い」から、そんな意識が薄れていく人が出てくるのではないかと…
その結果、「あまりかかわりをもちたくないから」と答えている人の割合が、60歳未満の人より 60歳以上の人で高くなっていくのではないかと思います。

さて、最後にダイヤモンド・オンラインの次のコラムを紹介したいと思います。

窃盗、暴力、性…
まるで“老成”していない高齢者たちの「裏社会」

ダイヤモンド・オンライン

このコラム、下の写真の本の著者が書かれたコラムなのですが…

コラムは、「」と「」に分かれており、「」では高齢者の犯罪が増えていることについて、「」では前半で高齢者の「性」の問題について、後半で高齢者が地域で孤立していく過程について書かれています。

」の後半の事例は年齢別のデータのところで書いた、「ちょっとした人間関係の行き違い」に繋がるような気がします。

このコラム、興味深い内容です。
一読されること をお勧めします。

過去の記事より

東京都特別区内、孤独死に関する最新データ

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