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2016年11月28日 (月)

日本人の死因の推移

厚生労働省の「人口動態調査」では、日本人の死因に関するデータが公表されています。
1番多いのが「悪性新生物(ガン)」、2番目が「心疾患(高血圧性を除く)」、3番目が「肺炎」、4番目が「脳血管疾患」となっていることは、多くの人がご存知のことと思います。
では、5番目は?

ということで、今日は まず、平成27年の日本人の死亡原因の上位6つを ご覧いただきたいと思います。
順位は次のようになっています。
1. 悪性新生物 370,346
2. 心疾患 196,113
3. 肺炎 120,953
4. 脳血管疾患 111,973
5. 老衰 84,810
6. 不慮の事故 38,306
厚生労働省:『平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況』より)

ところで、最初に、「では、5番目は?」と尋ねておいて、6番目まで出すのって不自然ですよね。
でも、理由があるんです。
6番目まで出したのは、男女別で順位が違っているからなんです。
ちなみに、男女別の順位は次のようになっています。
1. 悪性新生物 219,508 悪性新生物 150,838
2. 心疾患 92,142 心疾患 103,971
3. 肺炎 65,609 老衰 63,916
4. 脳血管疾患 53,576 脳血管疾患 58,397
5. 不慮の事故 22,121 肺炎 55,344
6. 老衰 20,894 不慮の事故 16,185
厚生労働省:『平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況』より)

男性と女性で、「老衰」の順位と人数が大きく違います。
「肺炎」も順位が違いますが、人数を考慮してみると、必ずしも大きな違いとは いえません。

ところで、この6つの死因の中で少し前に比べて、とても多くなっているものがあります。
何だと思いますか?

悪性新生物(ガン)

確かに、「悪性新生物(ガン)」は多くなっていますが、それよりも多くなっている死因があるんですよ。

それでは次に、この6つの死因について、過去に遡って推移を見ていきたいと思います。
次のグラフが男女総数の死因ごとの推移です。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
((厚生労働省:『人口動態調査』より作成)

多くなっている死因は、「老衰」です。
平成27年は、平成19年に比べて、54,076人増加しています。
ちなみに、「悪性新生物」は、33,878人の増加でした。

さて、この死因の推移、男女別に見ると さらに興味深い内容になっています。

それでは、まず男性の死因ごとの推移を ご覧下さい。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省:『人口動態調査』より作成)

男性の場合、平成27年の死因で、平成19年に比べて最も増えているのは、「悪性新生物」で 16,765人の増加です。
次が、「老衰」で 13,401人の増加となっています。

では、次に女性の死因ごとの推移を ご覧下さい。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_3
厚生労働省:『人口動態調査』より作成)

女性の場合、平成27年に、「悪性新生物」で亡くなった方は、平成19年に比べて 17,113人増加しています。
そう、男性の増加人数より、多くなっているんです。
しかし、その増加人数を さらに上回っているのが、「老衰」です。
平成19年は 23,241人だったのですが、平成27年には 63,916人となっており、 40,675人増えています。

凄い増え方ですよね。
そして、今後、「老衰」で亡くなる方は、さらに増えるのではないかと思われます。

それでは、「老衰」で人生の最期を迎えるということに、どのようなイメージをもたれますか?
私は、人生を「やり切った」というイメージがありますが、いかがでしょうか?

最後に老衰に関して、少し古くなりますが、NEWSポストセブン次の記事が出ていました。
興味のある方は、ご一読下さい。
参考にしていただければ幸いです。

老衰死 痛みや苦しみと無縁でむしろ快楽覚えるものとされる

老衰で死ぬとはどういう状態を指すのか 最新研究で明らかに

老衰死が増加 胃ろう等延命治療を選択しないスタイル広がる

NEWSポストセブン

過去の記事より

説教じみているかもしれませんが…


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