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2017年1月 4日 (水)

平成28年高齢者の交通事故死亡者数

本日(1月4日)、警察庁より「平成28年中の交通事故死者数について」が公表されました。
毎月 取り上げている、「交通事故統計」とは異なりますが、紹介させていただきます。

これによれば、平成28年中の交通事故死亡者数は 3,904人、そのうち 65歳以上の高齢者は 2,138人でした。
平成27年中の交通事故死亡者数が 4,117人、65歳以上の高齢者は 2,247人でしたので、ともに減っています。

下のグラフは、平成18年から平成28年までの「交通事故死亡者数の推移」を表したものです。
赤色の線が全年齢死者数の推移、緑色の線が 65歳以上の高齢者の死者数の推移となっています。
(グラフをクリックすると拡大します。)
65
警察庁:「平成28年中の交通事故死者数について」より)

このグラフを見る限り、全年齢死者数は、平成18年に比べて 39.1%減っているのに対し、65歳以上の高齢者の死者数は、平成18年に比べて 24.7%しか減っていない、ということになります。

ただ、日本の人口構成は、65歳以上の高齢者は増えているのに対して、全年齢の人口は減っていますから、その辺りを考慮する必要があります。

そこで、人口構成の変化を考慮したデータが、次の「人口10万人当たり死亡者数の推移」です。
なお、線の色は、先ほどと同様、赤色の線が全年齢死者数の推移、緑色の線が 65歳以上の高齢者の死者数の推移となっています。
(グラフをクリックすると拡大します。)
10
警察庁:「平成28年中の交通事故死者数について」より)

このグラフでは、先ほどの「交通事故死亡者数の推移」を表したグラフの内容とは、逆の結果になっています。
人口10万人当たりの65歳以上の高齢者の死者数は、平成18年の 11.06 人から 6.39 人まで減っています。
減少率は 42.2%。
これに対して、人口10万人当たりの全年齢死者数は、平成18年の 5.02 人から 3.07人となっています。
減少率は 38.8%。
65歳以上の高齢者の死者数の減少率の方が高いのです。

私は これまで、「交通事故死亡者数は減っているものの、高齢者の交通事故死亡者数は あまり減っていない」という風に思っていました。
また、多くの報道が、そんな論調になっていると思います。
しかし、「人口10万人当たり死亡者数の推移」のグラフを見る限り、単純にいえないような気がしてきました。

確かに、65歳以上の高齢者の交通事故死亡者数は、他の年齢に比べれば多いのは事実です。
ただ、もう少し細かいデータの見方をした方が、より、実態を捉えられるような気がします。
公表されているデータに限りがあるので、どこまで出来るか分かりませんが、次に「交通事故統計」について取り上げる際に、その辺りのことを考えてみたいと思います。

過去の記事より

高齢者の交通事故~交通事故統計(平成28年11月末)より~


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