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2017年1月26日 (木)

アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故

11月24日の投稿で、「ペダルの見張り番」という商品を紹介させていただきました。
アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防止する装置だったのですが、では、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、どの程度発生しているのでしょうか?
そして、高齢者が起こした事故に占める割合は?

1月19日に行われた、警察庁の「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議」の資料の中に、関連するデータを見つけましたので紹介させていただきます。

まず、交通死亡事故の原因の分析を行ったデータから…
平成27年中の死亡事故の人的要因(ドライバーの側の原因)を 75歳未満のドライバーと75歳以上のドライバーで比較したデータです。
下のグラフがそのデータなのですが…
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
警察庁:「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議資料6」より)

75歳未満のドライバーの場合、多い順に、「安全不確認」、「内在的前方不注意」、「外在的前方不注意」となっています。
ところが、75歳以上の高齢ドライバーの場合、多い順に、「操作不適」、「安全不確認」、「内在的前方不注意」となっています。

アクセルとブレーキの踏み間違いは、「操作不適」になるのですが、75歳未満のドライバーの場合、対象の交通死亡事故全体に占める割合は 0.8%であるのに対して、75歳以上の高齢ドライバーの場合、対象の交通死亡事故全体に占める割合は 29%となっています。
いかに多いかわかりますよね。

また、対象の交通死亡事故が、75歳未満のドライバーの場合が 3,127件、75歳以上の高齢ドライバーの場合が 458件となっており、圧倒的に75歳未満のドライバーの方が多くなっているのですが、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故に限ると、75歳未満のドライバーの場合が 24件、75歳以上の高齢ドライバーの場合が 34件となっており、75歳以上の高齢ドライバーの方が多くなります。

ただ、平成27年が特別な年だったかもしれません。
ということで、他の年も確認しておきましょう。

次の表は平成23年から平成27年までの、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故の推移のデータです。
(表をクリックすると拡大します。)
Photo_2
警察庁:「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議 資料5」より)

表を見る限り、平成27年にアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故が、多く発生しているようですね。
ただ、その他の年も、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故のドライバー全体に占める、75歳以上の高齢ドライバーの割合は高くなっています。
やはり、75歳以上の高齢ドライバーが、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故を起こしやすい、ということのようです。

こうしたデータを見ていると、一定の年齢に達したドライバーは、「ペダルの見張り番」のような商品を積極的に導入すべきなのかもしれません。
また、アクセルとブレーキの踏み間違いをして、ヒヤリとした経験をした時こそ、免許証を返上する、「勇気ある決断」をすべき時なのかもしれません。

過去の記事より

ペダルの見張り番


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