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2017年1月23日 (月)

高齢者の低栄養②

一昨日(1月23日)、日清オイリオグループの「第10回在宅介護事情調査」を取り上げましたが、この調査では第9回調査に続き、低栄養傾向の要介護者の割合について調べています。

第9回調査では調査対象者のうち、40%の人が「BMI20以下」の低栄養傾向にある、という調査結果でしたが、今回は調査対象者のうち、48%の人が「BMI20以下」の低栄養傾向にある、という結果でした。

第9回調査今回では、調査対象者が違うでしょうから、単純な比較をするべきではありませんが、気になるデータではあります。

前に書いたことがありますが、低栄養状態になれば、免疫力の低下、体力の低下、筋力の低下など、様々な弊害を もたらします。
ですから、出来る限り避けなければならない状態なのです。

ところで、「第10回在宅介護事情調査」には、あるリハビテーション病院の管理栄養士さんの次のコメントが出ています。

病院の管理栄養士として最も困るのは患者さんの低栄養や食欲不振時の対応です。この調査でも在宅で介護なさっている方の半数近くが要介護者の食欲の減退に悩んだことがあると回答しています。しかし、そのような方でもごはんと漬物は食べてくれるというケースが多く見受けられます。

日清オイリオグループ:「第10回在宅介護事情調査」より)

ごはんと漬物は食べてくれる…

要するに、食べ慣れたもの、好きなものは、多少食欲がなくても食べてくれる、ということなのでしょう。

第10回在宅介護事情調査」では、「要介護者が最も好んで食べてくれる食品」について尋ねています。
その結果が次のグラフです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo
日清オイリオグループ:「第10回在宅介護事情調査」より)

40%の人が「ごはん」を「要介護者が最も好んで食べてくれる食品」と答えています。
ただ、「好んで食べてくれる食品」だけでは十分な栄養を摂ることは難しいですよね。
特に「ごはん」だけでは…
仮に、「ごはんと漬物」でも不十分だと思います。

そこで、先ほどの管理栄養士さん、素晴らしい提案をしています。

要介護者が好んで食べてくれるごはんにMCT(中鎖脂肪酸油)やプロテインを加えた“パワーライス”でエネルギーアップを図っています。MCTはごはんや料理に混ぜても味や量を変えずに簡単にエネルギーアップすることができるので、要介護者が好んで食べてくれるものと組み合わせて取り入れるとよいでしょう。

日清オイリオグループ:「第10回在宅介護事情調査」より)

なるほど、「要介護者が最も好んで食べてくれる食品」に不足する栄養素を加える、という発想ですね。
これならば、多少食欲がなくても良さそうな感じがします。
試してみる価値はありそうですね。

どちらにしても、低栄養状態は避けなければいけません。
ちょっとした工夫で低栄養状態を避けられるのであれば、色々と試してみるべきなのだと思います。

なお、パワーライスの作り方等、詳細については、「第10回在宅介護事情調査」をご覧下さい。

過去の記事より

お粥に きな粉を混ぜた理由

高齢者の低栄養

スーパーフード


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