日常生活で不自由を感じる時
人間、歳を取ると色々なことに不自由を感じるようになると言います。
さて、人生の先輩である、60歳以上の方は、日常生活の どのようなことに不自由を感じているのでしょか?
内閣府が平成26年に行った、「高齢者の日常生活に関する意識調査」で、「日常生活を営む上でどのようなときに不自由を感じるか」を尋ねています。
答えの選択肢は次の10項目…
- 外出するとき
- 読んだり、聞いたり、人と会話をしたりするとき
- 入浴をするとき
- 家の中を移動するとき
- 着替えや身だしなみを整えるとき
- 排泄をするとき
- 食事をとるとき
- その他
- 特に不自由は感じない
- わからない
(グラフをクリックすると拡大します。)
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(内閣府:「高齢者の日常生活に関する意識調査」より) |
なんと、7割近い人(68.1%)が、「特に不自由は感じない」と答えています。
先輩方、皆さんお元気なんですね。
ただ、この結果、60歳以上の方全体の結果ですので、もう少し細分化すると異なる結果になるのでは?
などと思ってしまいます。
実は、この調査には、細分化したデータも出ています。
全部で11種類の細分化したデータがあるのですが、今回はこの中から、「都市規模別」、「性別」、「年齢別」のデータを紹介させていただきます。
※その他のデータは、「高齢者の日常生活に関する意識調査」で ご確認下さい。
(表をクリックすると拡大します。)
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(内閣府:「高齢者の日常生活に関する意識調査」より) |
都市規模別では都市の規模が大きくなるほど、「特に不自由は感じない」と答えている人の割合が多くなっていますね。
これは、昨日の投稿の公共交通の整備状況と関係しているのでしょうか?
性別では男性の方が、「特に不自由は感じない」と答えている人の割合が多くなっています。
年齢別では やはり歳を取るにしたがって、「特に不自由は感じない」と答えている人の割合が少なくなっています。
ただ、80歳代前半で 49.7%の人が、「特に不自由は感じない」と答えているのには驚きです。
私も できるだけ長く、「特に不自由は感じない」と答えられるようになりたいですね。
ところで、「高齢者の日常生活に関する意識調査」では、「日常生活を営む上で感じる不自由」の他に、次の6項目について、「日常の行動での困難の程度」についても調査しています。
- 掃除や散歩など適度な活動
- 少し重い物を持ち上げる、運ぶ
- 階段を1階上までのぼる
- 体を前に曲げる、ひざまずく
- 数百メートルくらい歩く
- 自分でお風呂に入る、着替える
この結果については また別の機会に…
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