摂食嚥下関連医療資源マップ
シルバー産業新聞社が運営する「Care-news.jp(ケアニュース)」に、今日(2月21日)付で次の記事が掲載されました。
厚生労働省の委託事業、「高齢者の摂食嚥下・栄養に関する地域包括的ケアについての研究班」が作成した、「摂食嚥下関連医療資源マップ」について伝える記事です。
「摂食嚥下関連医療資源マップ」とは、全国の摂食嚥下に関する医療サービスを提供している医療機関の地図のことです。
記事のタイトルにある通り、現在、約1,300箇所の嚥下に関する医療機関が登録されており、検索することも出来ます。
また、提供しているサービスの内容が次の4つでカテゴリ分類されているので、どこの医療機関が、どんなサービスを提供しているかも分かります。
- 嚥下訓練
- 嚥下内視鏡検査(VE)
- 嚥下造影検査(VF)
- その他
さらに、厚生労働省が訪問診療が可能と定めている、医療機関から半径16㎞以内の区域が地図上に表示されるので、住んでいるところが訪問診療可能か、ひと目で分かります。
そして、現在は登録件数が全国で19箇所と少ないのですが、摂食嚥下に問題がある人のために、「きざみ食」や「ペースト食」などを提供している飲食店も、地図上で確認することができます。
私、実際に見てみましたが、素晴らしいと思いました。
前に「嚥下機能の確認」という投稿で、要介護者の54%が嚥下機能の確認をしたことがない、ということを書いたことがあります。
しかし、嚥下機能の確認が どこで出来るのか分からなければ、嚥下機能の確認をすることは出来ません。
そういう意味では、こうした取り組み、とても大切だと思います。
ちなみに、私の住んでいる愛知県稲沢市は、全域 訪問診療が可能でした。
ぜひ、この機会に住んでいる地域の摂食嚥下関連医療資源が どうなっているか確認して下さい。
そして、摂食嚥下機能の低下を少しでも感じたら、摂食嚥下に関する医療サービスを提供している医療機関を利用しましょうね。
関連サイトにリンクを張っておきます。
ぜひ、ご確認下さい。
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コメント
すみません。
生憎、詳しくないので質問と、詳しくない立場からのお願いをさせていただきます。
せっかくこういう活動?があっても残念ながら
「嚥下機能」という言葉を知らない人が、周囲に案外います。
「飲み込むこと。ゴックン出来る力…かな?」と、それはひろゆか個人が説明していますが…。
「嚥下」という言葉は、どうもまだあまり浸透していない印象ですので(読めない人にも多々遭遇します)、
その辺りも補足として今後ブログを書いて下さると嬉しいです。
次に
>嚥下機能の確認が どこで出来るのか分からなければ、嚥下機能の確認をすることは出来ません。
は、ごもっともなのですが。
困ったことに、「嚥下」を知らない人が多々いる中で実は医療関係者(看護師や介護士)でも、
判断(?)は適当である場合が圧倒的なようです。
※吉川さんの方がお詳しいとは思いますが。
「あ、これでもムセちゃった?じゃあ、とろみ濃くするね~」という驚く程の軽いノリで困るという話を、
諸事情にて介護してもらう経験をした知り合いが嘆いていました。
もしも、その程度の善意であったとしたら…嘆いていた知り合いの口調や表情から
本当に必要としている人もいるだろうし、そういう人は助かるだろうけど………
一概に手放しでは喜んだり安心したり出来ないなぁ…と、ひろゆかは想像して考え込んでしまいました。
介護経験者や、要介護の人を身近で知っていれば、介護されるご本人以上に
(不適切な言い方でしたら申し訳ないのですが)
「助かるけど、でも…どうなんだろう」という期待と不安があろうかと思いました。
勿論、このコメントは紹介して下さっている「嚥下機能の確認」という活動自体を否定するものではありません。
※毎回ながら、稚拙な文章力しか持ち合わせておらず心苦しい限りです
コレですかね。⇒無理㌣ヶ( ´;д;)ノ(PД`q。)゚。
投稿: 北巳ひろゆか | 2017年2月24日 (金) 07時29分