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2017年3月23日 (木)

平成27年度の高齢者の虐待に関する調査①

一昨日(3月21日)、厚生労働省より「平成27年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果」が公表されました。

この調査は、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づき毎年行われています。

これによれば、養介護施設従事者等による高齢者虐待と認められた件数は、前年度の300件から108件増えて(36.0%増)408件でした。
この408件という件数は、平成18年度に虐待と認められた件数54件の約7.5倍となっており、さらに、平成18年度以降、減ることなく毎年増え続けています。

平成18年度からの推移は次のグラフの通りです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
Photo_2
厚生労働省平成27年度 高齢者虐待対応状況調査結果概要」より)

虐待の要因としては色々と考えられるのでしょうが、調査結果では虐待の要因を『「教育・知識・介護技術等に関する問題」が 246 件(65.6%)で最も多く、次いで 「職員のストレスや感情コントロールの問題」101 件(26.9%)、「虐待を行った職員 の性格や資質の問題」38 件(10.1%)であった。厚生労働省平成27年度 高齢者虐待対応状況調査結果概要」より)』としています。

昨年、平成26年度の このデータを紹介した際、私は「養介護施設従事者等による虐待の増加は、深刻な問題」とした上で、「それぞれの介護事業所に、適切な対応が望まれます」と書きましたが、虐待がこれだけ増えているということは、適切な対応がされていない、ということなのでしょうか?

もちろん、そんなことはないと思いますが、こうして数字が出ている以上、対応方法の見直しが必要かもしれません。
厚生労働省からも、今日(3月23日)付で、各都道府県知事宛に、『平成 27 年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査」の結果及び高齢者虐待の状況等を踏まえた対応の強化について(通知)』が出されました。

養介護施設は、そこを利用する多くの高齢者にとって、人生最後の場所でしょう。
安住を求めて行った場所で、思いもよらぬ虐待に遭う…
絶対に許されることではありません。
養介護施設での高齢者の虐待がゼロになり、安心して暮らせるる日が一日でも早く訪れることを望みます。

なお、「平成27年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果」では、養介護施設従事者等による高齢者虐待に関するデータの ほかに、養護者(家族等)による高齢者虐待に関するデータも出ています。
こちらは、また別の機会に…

過去の記事より

高齢者の虐待に関する調査(平成26年度)


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