平成28年 日本人の死因
6月2日に厚生労働省から、「平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況」が公表されています。
今日は平成28年の日本人の死因が、どの様になっていたのかを ご覧いただきたいと思います。
次のようになっています。
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厚生労働省 『平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況』 『平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況』より作成 |
死因の順位に変わりはありません。
それぞれの死因の増減は、悪性新生物(がん)が 2,455人増、心疾患が 1,694人増、肺炎が 1,747人減、脳血管疾患が 2,740人減、老衰が 7,949人増となっています。
悪性新生物(がん)は毎年増えている状態が続いていますし、心疾患は増えたり減ったりの状態が続いています。
肺炎は平成27年は平成26年より増えたのですが、平成28年は減りました。
肺炎球菌ワクチンの効果があったのでしょうか?
脳血管疾患は平成24年以降 減っていますが、これは私の父の様に、従来であれば亡くなっていたであろう人が、医療技術の進歩により助かったケースが数多くあると思われます。
その分、介護が必要な人が増えているのでしょう。
まず、男性…
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厚生労働省 『平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況』 『平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況』より作成 |
男性の死因の順位ですが、老衰が6位から5位に上がりました。
それぞれの死因の増減は、悪性新生物(がん)が 164人増、心疾患が 1,167人増、肺炎が 22人減、脳血管疾患が 921人減、老衰が 2,170人増となっています。
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厚生労働省 『平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況』 『平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況』より作成 |
女性は、順位に変動はありませんでした。
それぞれの死因の増減は、悪性新生物(がん)が 2,291人増、心疾患が 527人増、老衰が 5,779人増、脳血管疾患が 1,819人減、肺炎が 1,725人減となっています。
平成28年は、男女ともに老衰でなくなった方が増えた、という結果でしたね。
老衰に関して、前にNEWSポストセブンの記事を3つ紹介したことがありますが、その中のひとつに、「老衰死 痛みや苦しみと無縁でむしろ快楽覚えるものとされる」というものがありました。
老衰で亡くなった方に確認した訳ではないでしょうから、実際に「快感を覚える」のかどうか分かりません。
しかし、本当に「快感を覚える」のであれば理想的とも言えます。
人間、誰しも いつかは必ず命が絶えます。
であれば、できるだけ痛みや苦しみの少ない最期を迎えたいですよね。
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