住んでいる地域の社会的活動への参加
今日は、前に取り上げたことがある、内閣府が昨年 行った「高齢者の経済・生活環境に関する調査」の中から、高齢者の「住んでいる地域の社会的活動への参加状況」に関連するデータを紹介します。
(質問をクリックすると拡大します。)
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(内閣府:「高齢者の経済・生活環境に関する調査」より) |
(グラフをクリックすると拡大します。)
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(内閣府:「高齢者の経済・生活環境に関する調査」より) |
何らかの活動をされている方が約3割、されていない方が約7割ということですね。
具体的な活動の中で一番多いのが「自治会、町内会などの自治組織の活動」で、次が「趣味やスポーツを通じたボランティア・社会奉仕などの活動」となっています。
「自治会、町内会などの自治組織の活動」の場合、地域によっては住んでいる人の持ち回りになっていることもありますので、経験者はもっと多いのではないかと思います。
男女別・年齢別に集計したデータが次の表です。
(表をクリックすると拡大します。)
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(内閣府:「高齢者の経済・生活環境に関する調査」より) |
個人的に意外だったのが、女性の割合が男性より低いこと…
特に、「趣味やスポーツを通じたボランティア・社会奉仕などの活動」の割合が男性より低いのは意外でした。
また、過去の何らかの活動の経験がある人でも、現在 活動していなければ、「特に活動はしていない」になりますから、高齢の人の「特に活動はしていない」の割合が多いのは、ある意味、当然の結果かもしれません。
男女別・配偶者の有無別に集計したデータです。
次の表が、そのデータです。
(表をクリックすると拡大します。)
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(内閣府:「高齢者の経済・生活環境に関する調査」より) |
何らかの活動をされている方の割合は多い順に、既婚で配偶者ありの男性、次が未婚の女性となっています。
逆に、少ないのは未婚の男性、既婚で配偶者と離別した女性、既婚で配偶者と離別した男性の順になっています。
さきほど、「個人的に意外だったのが、女性の割合が男性より低いこと…」と書きましたが、どうやら私の持っていたイメージは、この集計結果の内容が当てはまるような気がします。
私自身、住んでいる地域で自治会役員の持ち回りの順番が回ってきた時しか、地域の社会的活動への参加はしていません。
大いに反省です。
ところで、社会活動の参加に関しては、こんな研究結果があります。
日本老年学的評価研究(JAGESプロジェクト)のプレスリリースで見つけた研究結果なのですが、社会活動を活発にしている高齢者ほど認知機能が高く、社会活動が活発な地域ほど認知機能が高く維持される可能性があるというものです。
認知機能が高いということは、認知症の予防にも繋がりますよね。
世の中の役に立って、認知症の予防ができる…
そして、地域の力を強くすることもできる…
さらに、世間からの孤立を防ぐこともできる…
良いことずくめですよね!
積極的に、社会活動をしていきたいですよね!
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