高齢者の年齢定義③
何歳から高齢者か?
という質問に対する答えは、答える人の年齢、おかれた立場、価値観などによって変わってくると思います。
日本では今のところ一般的に、65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者としているようですが…
65~74 歳 | 准高齢者 | 准高齢期 | (pre-old) |
75~89 歳 | 高齢者 | 高齢期 | (old) |
90 歳~ | 超高齢者 | 超高齢期 | (oldest-old, super-old) |
(日本老年学会、日本老年医学会:「高齢者の定義と区分に関する提言(概要)」より) |
年齢で線を引くなら、何歳からが高齢者だと思うか |
(PGF生命:「2017年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」より) |
(グラフをクリックすると拡大します。)
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(PGF生命:「2017年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」より) |
半数を超える人(52.6%)が、「70~74歳から」と答えていますね。
次に多いのが、「75~79歳から」、その次が「65~69歳から」となっています。
「70~74歳から」が一番多いという結果は前に紹介した、内閣府の「高齢者の日常生活に関する意識調査」や厚生労働省の「高齢社会に関する意識調査」と同じですね。
参考
三つの異なる調査で同じ結果が出ているということは、高齢者の定義を70歳以上としても、国民の側は受け入れてくれるのでは、などと思ったりします。
ただ、この問題に年金などの社会保障が絡んでくると、状況は一変するんでしょうけどね。
国としては、増え続ける社会保障費を削減するために、高齢者の年齢定義を変えたい(引き上げたい)のでしょうが、上手く行っていませんよね。
個人的には、議論の進め方や変えるべき内容の順序が違う様な気がします。
従来の常識を 180度変えるくらいの感覚で取り組まない限り、上手くいかないと思いますけどね。
過去の記事より
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