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2017年7月22日 (土)

認知症の徘徊に備えて…

7月14日付でシルバー産業新聞社の「Care-news.jp(ケアニュース)」に、掲載された次の記事ですが、認知症を患っている家族のいらっしゃる方の参考になると思いますので、紹介させていただきます。

認知症の行方不明者 年間1万5,000人 鉄道事故から今学ぶこと

Care-news.jp(ケアニュース)

6月14日~16日に名古屋市で開催された、日本ケアマネジメント学会の「第16回研究大会」のプログラムのひとつで、一般の人を対象にした市民公開講座「認知症徘徊による列車事故から学ぶこと」の様子を伝える記事です。

名古屋市で こんなイベントがあったんですね。
全く知りませんでした。
とても興味深い内容なだけに、参加したかったですね。
もっと、しっかりと情報収集しなければいけません。
反省です。

さて、講座の内容ですが、平成19年12月に愛知県大府市で起きた、認知症男性が徘徊中に列車にはねられて死亡した事故からなにを学ぶか、というものです。

この中で、鈴木隆雄 桜美林大学大学院教授から…

行方がわからなくなった当日に警察へ届け出がされた場合の死亡率が39%だったのに対し、翌日以降では7割に上る。

Care-news.jp(ケアニュース):「認知症の行方不明者 年間1万5,000人 鉄道事故から今学ぶこと」より)

という報告がありました。
そして…

どのデータでみてもはっきり差があった。速やかに届け出ること。現時点ではそれが最も重要といえる。

Care-news.jp(ケアニュース):「認知症の行方不明者 年間1万5,000人 鉄道事故から今学ぶこと」より)

としています。
所在が分からなくなったら速やかに警察に届け出る、これ重要ですよね。
あとから、「ごめんなさい」という状況になるかもしれませんが、命には変えられませんから、まず、警察に届け出るのが大切ということです。

さらに鈴木教授は…
 
「警察や自治体職員の捜索以外に、一般市民が声掛けをして発見されたケースも多い」
「発見までの平均時間が、見守りネットワークに登録していた人が15.8時間だったのに対し、していなかった人は43時間と3倍近い」
 
Care-news.jp(ケアニュース):「認知症の行方不明者 年間1万5,000人 鉄道事故から今学ぶこと」より)

などの報告を されています。

ところで、認知症を患っている家族のいらっしゃる方…
お住まいの地域には、「見守りネットワーク」はありますか?
ちなみに、名古屋市の制度は次の様になっています。
(図をクリックすると拡大します。)
Photo
名古屋市:「はいかい高齢者おかえり支援事業事業案内用チラシ」より)

要するに、認知症の方を登録しておくことで、所在が不明になった時に、お住まいの地域の自治体に報告すれば、協力を申し出ている住民等に所在不明になったことなどをメールで配信、探してもらえる人の目を増やす、という しくみ です。
多くの自治体で導入されているようですので、ご存じなければ確認されることを お勧めします。

さて、認知症の徘徊に備えて、大きなポイントが二つありました。

一つ目は…

住んでいる地域の「見守りネットワーク」に登録しておくこと

二つ目は…

所在不明になったら速やかに警察に届け出ること


です。

どちらも難しいことでは ないと思います。
事前に出来ることを行って万が一に備え、万が一の時は適切な対応をする…
そんなことの積み重ねが、不幸な出来事を減らすのに役立つのだと思います。

過去の記事より

「新オレンジプラン」目標数値の上方修正


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