アルツハイマー病の新しい診断方法
どのような病気でも、早期発見・早期治療は大切です。
もちろん、認知症も…
中日新聞の医療・健康情報サイト、「つなごう医療 中日メディカルサイト」に、9月5日付で次の記事が掲載されました。
アルツハイマー病の新しい診断方法に関する記事です。
アルツハイマー病かどうかを、腕から採取した血液を使って診断できる手法を開発したと、京都府立医大の徳田隆彦教授(神経内科学)らのチームが四日付の海外の専門誌電子版に発表した。徳田教授は「新手法は体への負担が少なく簡便で、正確、迅速に判別できる」と話している。 |
(つなごう医療 中日メディカルサイト<:「アルツハイマー 採血し簡単診断 京都府医大が新手法」より) |
とのこと…
この診断方法は、アルツハイマー病になると脳内に蓄積しやすい特定のたんぱく質の血中量を測る方法で、従来から同様の診断方法はあったのですが、従来の診断方法は記事にある通り、患者の体に大きな負担をかける方法でした。
血中量を測るのに脳脊髄液を使うため、背中に針を刺して採取しなければいけませんでした。
その上、対象になる特定のたんぱく質が、脳から血中に僅かしか出ないため、測定が難しかったようです。
今回、開発された手法は、新たに導入された分析機器を使い、対象になる特定のたんぱく質に対する感度を高めることで、腕から採った血液を使って診断ができるようになりました。
既に、60~80代の男女20人で血液の分析が行われており、アルツハイマー病の患者の方が、特定のたんぱく質の量が多くなる傾向が確認されています。
実用されるまでは、もう少し時間がかかるようですが、この様な手軽な方法でアルツハイマー病の診断ができるのであれば、健康診断などで多くの人が この診断を受けられる様にと良いですよね。
多くの人が この診断を受けられ、多くの人のアルツハイマー病の早期発見・早期治療に繋がるのであれば、素晴らしいことだと思います。
現時点では、アルツハイマー病を完治することはできないかもしれませんが、病気の進行を遅らせることはできるでしょう。
病気の進行を遅らせることができれば、将来の医療技術の進歩により、病気を完治できる様になるかもしれません。
そして、介護を必要とする人が僅かでも減っていく…
そんな未来が訪れることを願っています。
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