高齢者の身の回りの環境の見直し
9月13日付で、消費者庁のツイッターアカウントから次のツイートがありました。
【注意喚起①】65歳以上の高齢者の転落・転倒事故に関する情報が寄せられています。段差や薄暗い場所、床のコードなど、転落・転倒につながる箇所がないか、高齢者だけでなく身近にいる方々も家庭内の環境を再確認してみましょう。詳細は⇒https://t.co/N2zWxbHBVt pic.twitter.com/dErzEZaqIU
— 消費者庁 (@caa_shohishacho) 2017年9月13日
高齢者の「転倒事故」に関する注意喚起情報です。
高齢者の救急搬送の8割が、「転倒事故」によるもの、というデータは驚きですね。
それだけ身近な「事故」、ということなのでしょう。
同じ日に消費者庁から、次の注意喚起情報が出されました。
ご家族など身近な方で高齢者の事故を防止しましょう!
-事故防止のために高齢者の身の回りを見直してみましょう-(消費者庁)
長年暮らしている自宅のような、慣れ親しんだ環境であっても、筋力、視力、バランス感覚の低下や、自身の認識と実際の身体能力のずれなどの高齢者の心身の変化によって、事故に遭うリスクが高まっていきます。高齢者の心身の変化に合わせて身近な方が高齢者を取り巻く環境を見直すことが必要です。 |
(消費者庁:「ご家族など身近な方で高齢者の事故を防止しましょう!」より) |
とのこと…
高齢者の転倒は…
転倒 → 骨折 → 安静による筋力の低下 → 寝たきり
となる場合があります。
身近な「事故」なのですが、重大な結果になる場合もあるんです。
ただ、「転倒事故」は、消費者庁の情報にもある様に、周囲の人の ちょっとした心遣いで防ぐことも出来ます。
ですから、高齢者の周囲の人が、ちょっとした変化を感じたのであれば、相談の上、身の回りの環境の見直しをしてあげて下さいね。
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コメント
>ただ、「転倒事故」は、消費者庁の情報にもある様に、周囲の人の ちょっとした心遣いで防ぐことも出来ます。
ですから、高齢者の周囲の人が、ちょっとした変化を感じたのであれば、相談の上、身の回りの環境の見直しをしてあげて下さいね。
仰る通りだと思います。
ですが、妙な先回りをして家族のご高齢者に対して「転んだら大変だから出歩く(散歩等も含めて)禁止」としてしまうご家庭があるという実態も見聞しております。
「そういうことではないハズ…」と、モヤモヤしてしまうのですが
ご家族も転倒後の寝たきりを懸念しているのは理解出来るものの、
身体…特に筋肉は使わなければ鍛えるよりも衰えて行くのが早いというのは経験的に誰しも知っているような………
結局、「責任を取りたくない」「誰かに批判されるのは嫌だ」「過失だと責められるのはツライから避けたい」…etc…
そんな理由が根底にあるのでしょうね。
悲しいかな、その「妙な先回り」が結果として寝たきりになることを促進してしまっているのではないかと思えてなりません。
何も、ご高齢者にフルマラソンのような負荷をかけろとは言いませんが、
1つの失敗(この場合は転倒)で全てをダメだと安易に断定してしまうような風潮が、
思わぬところでも蔓延してしまっているのもまた事実のようで…。
制約すればいいと安易に考える大人の思考は、子どもにも影響するでしょうし、
それが「(特に若者の)指示待ち人間」を知らず知らずに量産しているのではないかと思うと、
頭を抱えてしまいます…。
投稿: 北巳ひろゆか | 2017年9月22日 (金) 11時08分
北巳ひろゆか 様
コメント有り難うございます。
> ですが、妙な先回りをして家族のご高齢者に対して「転んだら大変だから出歩く(散歩等も含めて)禁止」としてしまうご家庭があるという実態も見聞しております。
「出歩くのを禁止」は、よくないですよね。
おっしゃるように、「筋肉は使わなければ鍛えるよりも衰えて行くのが早い」ですからね。
高齢者の場合は、若い人に比べ衰えるスピードが速いはずです。
ですから、「出歩くのを禁止」は、逆効果になりかねません。
対象になる方の体の状態に合わせて出来ることはどんどんすべきだと思います。
投稿の中の「周囲の人の ちょっとした心遣い」とは、例えば自宅内のちょっとした段差とか、床を這うコード類や滑りやすいものなど、自宅内の「障害物」を取り除くことです。
自宅内での転倒事故で、大ケガをするケースって結構多いんですよ。
投稿: FP-Yoshikawa | 2017年9月25日 (月) 04時06分