« 終活と遺贈に関する意識調査2017 | トップページ | 平成29年8月の特殊詐欺被害状況 »

2017年10月 2日 (月)

高齢者の低栄養③

9月21日付で厚生労働省から公表された、『平成28年「国民健康・栄養調査」』にちょっと気になる記述が…

65 歳以上の高齢者の低栄養傾向の者(BMI≦20 kg/㎡)の割合は 17.9%である。男女別にみると男性 12.8%、女性 22.0%であり、この 10 年間でみると男性では有意な増減はなく、女性では有意に増加している。性・年齢階級別にみると、男女とも 85 歳以上でその割合が高い。

厚生労働省:「平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要」より)

とのこと…
65歳以上の女性で、低栄養傾向にある人が増えているようです。
どれくらい増えているのでしょうか?
次のグラフがそのデータです。
65
厚生労働省:「平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要」より)

なるほど、男性の場合、数値にばらつきはあるものの、平成18年から28年の平均を出してみると、平成28年の数値とほぼ同じになります。
女性の場合、平成18年から28年の平均を出してみると、平成28年の数値より2ポイントほど低い水準に…
それだけ増加傾向にある、ということですね。

なぜ、こんなことが起こるんでしょう。
色々な原因が考えられそうですが、冒頭に紹介した、『平成28年「国民健康・栄養調査」』の記述に答えがあるような気がします。

「性・年齢階級別にみると、男女とも 85歳以上でその割合が高い。」という部分なのですが…
「85歳以上でその割合が高い」のは、加齢により食が細くなったり、栄養の吸収が悪くなることが原因だと思われますが、男女のデータを比べてみると、ちょっとした違いが…
次のグラフがそのデータです。
(グラフをクリックすると拡大します。)
65_2
厚生労働省:「平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要」より)

男女ともに 85歳以上で、低栄養傾向の人の割合が急に高くなっています。
ただ、男性の場合は、80歳未満の人の数値は65歳以上全体の数値を下回っており、80~84歳、85歳以上と数値が徐々に上がっていきます。
ところが、女性の場合は、85歳以上だけが 65歳以上全体の数値を上回っています。

このデータを見ると、男性の場合は、加齢により食が細くなったり、栄養の吸収が悪くなることが原因である可能性が高そうですが、女性の場合は、それだけでは ないような気がします。
女性の場合は、85歳という年齢を境に、何か「特別な原因」があるのでは、とさえ感じます。
そして、その「特別な原因」が 65歳以上の女性の低栄養傾向に繋がるような気がします。

いずれにしても、低栄養は介護が必要になる原因の一つです。
何としてでも解決したいですね。

過去の記事より

高齢者の低栄養②


FP-Yoshikawaで検索してください

次のブログランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ

人気blogランキングへ


FP-Yoshikawa介護ニュース

|

« 終活と遺贈に関する意識調査2017 | トップページ | 平成29年8月の特殊詐欺被害状況 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高齢者の低栄養③:

« 終活と遺贈に関する意識調査2017 | トップページ | 平成29年8月の特殊詐欺被害状況 »